※ 2026年1月1日時点での情報となります。AI系サービスは変化が早いため、最新の情報をご確認ください
ChatGPT、Gemini、Claude、Grok、、、様々な生成AIサービスが登場している現在、このような生成AIサービスに課金すべきなのか、そしてどれを使うべきなのか迷う方も多いのではないでしょうか。
今回は僕自身が使っているGoogle AI Pro(旧Gemini Pro)について解説していきます。Geminiを推す理由はなんと言ってもそのコスパの高さで、GoogleDriveの2TBストレージなど、Googleにしかできない様々な特典を受けることができます!
はじめに
2025年の中頃、Googleの生成AI周りのサービスがまた大きく動きましたね。「Google AI Pro」と、さらに超高級の「Google AI Ultra」なんてものまで登場しました。
「結局、名前が変わっただけ?」
「月額2,900円払う価値はあるの?」
「Ultraって誰向け?」
そんな疑問を持っている方も多いと思います。
僕は現在学生で、6月にあった学生無料のキャンペーン中に登録し、約半年間使って来ました。今は無料で使っていますが、無料期間が終わった後も継続するつもりです。
そこで今回は、新しくなったGoogleのAIサブスクリプション「Google AI Pro」について、実際に何ができるのか、これまでのGoogle Oneとは関係あるのかを、最新情報を交えてガッツリ解説していきます。
結論から言うと、「日常的にPCで仕事をする人」なら、月2,900円を払う価値は大いにアリです。詳しく見ていきましょう。
概要:Googleのサブスクにおける位置付け
まず、Google AI ProがGoogleのサブスクの中でどこに位置するのかを整理します。

シンプルに言うと、Google AI Proは「Google One プレミアム(2TB)にAI機能を追加したプラン」です。
以下の画像の通りGoogle One系列のサブスクには様々な種類がありますが、Google AI Proは上から2番目のプランとなっています。そして、実質的にはAI機能を使える唯一のプランです。

料金は月額2,900円、Google One プレミアムとの差額は1,450円です。
この「プラス1,450円」で、後述するGeminiのフル機能やOffice系ソフト連携が手に入ると考えると、仕事等で使う人にとってはかなりコスパが良い設定になっています。
逆に、プロの映像クリエイター等でなければ、月額3万円超えの「Google AI Ultra」は明らかにオーバースペックとなります。最初にこの値段設定を見た時は誤植かと思いましたが……。
なお、Google AI Proプランの中にもストレージ用量を5、10TBに拡張するプランがありますが、それぞれ月額3,600、7,280円します。ストレージ容量以外の違いはなさそうなので、必要になった場合に契約するのが良いでしょう。
Google Oneのプレミアムに含まれる機能
「Google AI Proにすると、通常のGoogle Oneの特典はどうなるの?」と心配な方もいるかもしれませんが、安心してください。Google One プレミアム(2TB)の機能はすべてそのまま含まれています。
具体的には以下の通りです。
- 2TBのクラウドストレージ
- Gmail、Googleフォト、Googleドライブで共有できる2TBの容量。これがメインの機能ですが、これだけでも十分価値はあると思います。
- Google Meetの機能強化:
- 1時間以上のグループ通話、ノイズキャンセリング、会議の録画、ブレイクアウトルームなどのPro機能が使えます。個人アカウントでMeetを使う方にとってはかなり価値が大きそうですね。
- Googleカレンダーの予約スケジュール機能
- 自分の空き時間を公開して予約を受け付けるなど、上位の機能(とは言え個人で使う機会はあまりない?)が使えます。
- YouTube Premiumの割引
- プランによってはYouTube Premiumの割引特典が付くこともあります
(※YouTube Premiumそのものが含まれているわけではないので注意。普通にYouTubeを年間契約した方が安い説があります)。
- プランによってはYouTube Premiumの割引特典が付くこともあります
つまり、ストレージとしてGoogle Oneを使っていた人は、容量を減らすことなくそのままAI機能を追加できるというわけです!
Geminiの強化: Google AI Proのメインコンテンツ
さて、ここからが本題です。Google AI Planに契約してプラス1,450円分を払う価値があるAI機能の中身です。以下の画像からも「なんか機能多いな」と感じてもらえるのではないでしょうか?


最新モデル「Gemini 3 Pro」が使い放題
2025年時点で最新の「Gemini 3 Pro」にフルアクセスできます。無料版(Flashなど)に比べて、推論能力や日本語の作文能力が格段に上がっています。
特に「思考モード(Thinking Mode)」や「Proモード」を使うと、複雑な数学の問題や論理パズル、込み入ったプログラミングのバグ特定なども、AIが一度立ち止まって考え、高精度な回答を出してくれます。
近年の生成AIはChatGPT、Claudeなどもあり、正直Geminiはこの2つより劣っていた印象でした。
しかし、Gemini 3へのアップデートによって、一気に追いついた(追い越した?)と思います!
無料版でも最新のモデルやモードは使用できますが、回数制限があるため古いモデルに切り替わってしまいます。
僕はGoogle AI Proを半年使っていますが、まだ回数制限に引っかかったことはありません。
100万トークンのコンテキストウィンドウ
次にこれ、地味にすごいのですが、一度に読み込める情報量が「100万トークン」まで拡張されます。
分厚いマニュアルのPDF(数千ページレベルもいけるらしいです)や、1時間の動画ファイルなどを丸ごとアップロードして、「この中から〇〇について書かれている部分を要約して」といった指示が可能です。
生成AIの特徴として”文章が長くなると精度が大きく落ちる”というものがあります。この弱点が大きく改善されているのは本当にすごいと感じました。
実際僕も100ページくらいのPDFを投げることがよくありますが、その程度だと全く問題がないです。無料版だと数十ページくらいが限界のようなので、このメリットは相当大きいと思います。
また、おそらく長文読み取りと関係していると思いますが、チャット内の文脈理解の性能も大幅に向上していると思います。
以前は「それさっき言ったやん!」みたいなミスがあったため、Geminiはあまり使っていませんでした。それが今ではチャットの流れや文脈をほぼ完璧に理解していると感じます!
画像・動画生成の制限緩和
画像生成AI「Nano Banana Pro」(妙な名前ですが性能は本物です)での生成枚数が1日100枚以上に緩和されます。
ちなみに無料版では1日数枚で、すぐに軽量モデルに切り替わってしまいます…。
画像生成機能を使ったことがある人は分かると思いますが、良い画像を生成するには高性能のモデルを使った上で何回もプロンプトのやり取りをする必要があります。
1日数枚だと試行錯誤を行なっている間にProの使用が終わってしまうので、テキストの生成以上に課金の価値があると思います!
さらに動画生成AI「Veo」も利用可能になり、スライド用の短い動画素材などをサクッと作れるようになります。
Deep Research
さて、個人的に一番の推し機能がこれです。AIがネット検索を何十回も繰り返して、情報をまとめてレポートを作ってくれる「Deep Research」機能。
無料版だと月に数回しか使えませんが、Proなら毎日20回程度使えます。
これだけでリサーチ業務の時間が劇的に減ります。Deep Researchは時間はかかるものの放っておけば勝手に調査を行なってくれますし、本当に便利な機能です。
他のGoogleサービスとの統合
Google AI Proのメリットの1つは、日頃使っているツールの中にAIが入り込んでくる「Gemini for Workspace」です。
- Googleドキュメント
- 書きかけの文章の続きを書かせたり、トーンを「丁寧」に変えたり、箇条書きから文章を生成したりできます。
- Googleスライド
- 「〇〇についてのプレゼン資料を作って」と言うだけで、構成案とそれっぽい画像を配置したスライドが生成されます。
- Gmail
- 長文メールの要約や、返信のドラフト作成をAIにお任せできます。
- Googleドライブ
- ドライブ内のファイルを横断検索して、「〇〇プロジェクトの予算について書かれている資料を探して」といった質問に答えてくれます。自動でフォルダの概要についても説明してくれます。
この機能はまだ発展途上のように感じますが、作業画面の中でAIが完結するのは想像以上に快適です。
このようにGoogle AI Proの圧倒的なメリットは「Googleであること」自体だと思います。現在様々なAI系サービスが出て来ていますが、これ1つでほぼ完結するのは大きな強みですね。
Googleが提供するAI系サービス
チャットやオフィス系以外にも、GoogleのAIツールたちの利用枠も広がります。
- NotebookLM
- 資料を読み込ませて対話する「自分専用AI」ツール。
Proなら読み込めるソース数やノートブック数が大幅に増え、音声で解説してくれる「Audio Overviews」もたっぷり使えます。
- 資料を読み込ませて対話する「自分専用AI」ツール。
- Flow / Whisk
- AIを活用した新しい映像・画像制作ツール。ツールに対して毎月1,000クレジット付与されます。
例えばFlowの動画生成をクオリティ重視で行う場合は月6動画、バランス重視の場合は50動画を生成できるイメージです。
- AIを活用した新しい映像・画像制作ツール。ツールに対して毎月1,000クレジット付与されます。
エンジニア向けの機能
最後に、エンジニア向けの機能についても触れておきます。
僕は現在学生ですが、エンジニアのアルバイト中 & 卒業後はエンジニアとして就職するので最も注目している箇所になります。
- Antigravity
- Googleの新しい統合開発環境(IDE)において、使用可能量が増加します。
モデル自体は変わらないようですが、Antigravityはまだプレビュー版なので、今後のアップデートによって有料版との違いがより大きくなる可能性があります。
- Googleの新しい統合開発環境(IDE)において、使用可能量が増加します。
- GitHubからのインポート
- Geminiのプラスマークから「コードをインポート」が選べるようになります。
これによって指定したGitHubリポジトリをRAG的に活用できるようになります!
- Geminiのプラスマークから「コードをインポート」が選べるようになります。
- Jules
- GitHubなどに組み込んでバグフィックスやテストを行えるAIエージェントです。
Google AI Proによってモデルやタスクの同時実行数が増加します。これもプレビュー版ですが、本格的な個人開発を行う場合はお世話になることがありそうです。
- GitHubなどに組み込んでバグフィックスやテストを行えるAIエージェントです。
特にAIの動向に敏感なのはエンジニアだと思いますが、このようにエンジニア向けの機能も充実しています。
個人的にAntigravityにはかなり期待しており、GitHub CopilotやClaude Codeを追加で契約する必要がなくなるのは非常に嬉しいと思っています。個人で数千円のサブスクにいくつも入るのは高いですからね……。
しかし、エンジニア視点では注意点もあります。
それはGoogle AI Studio(Gemini API)とは無関係ということです。Gemini CLIも今年登場しましたが、これはGoogle AI Studio側のサービスなので注意です。
こちらは使った分だけお金を払う従量課金制のサービスだと思っておくと良いでしょう。
ただしGoogle AI Studio(Gemini API)には無料枠があります!
記事の本題とはずれますが、無料でAPIを使えるのはシンプルにすごいなと感じます。
Google AI Proプラン:まとめ
最後にまとめです!
何回か書きましたが、Google AI Proは
・普段使っているGoogleのサービスに統合されている
・AntigravityというAIエディターを使える
という点で非常にコスパの良いサービスだと思います。
正直、月額2,900円はサブスクとしては安くない金額です。でも、2TBのストレージが含まれていることを考えれば、実質プラス1,500円くらい。
エンジニアはもちろんのこと、毎日仕事で調べ物をしたり、ドキュメントを書いたりする人なら、Deep ResearchやWorkspace連携だけで十分に元が取れるはずです。
まずは1ヶ月無料で試してみて、自分の生活にハマるか確認してみるのがおすすめです!
