みなさんこんにちは、約半年ぶりのブログ更新となります、ひじきです。
今回は大学生向けの、完全無料プログラミングインターンシップ『TECH–BASE』に参加した経験についてご紹介します。
自分で実際に参加したことで学生の皆さんにお勧めしたいと思い、この記事を書きました!
なお、『TECH-BASE』のインターンには様々なコースがあります。僕はその中でも機械学習に関するコースに参加しました。
本質的な部分は他のコースでも共通していると考えられるので、機械学習以外に興味を持っている方の参考にもなるはずです!
『TECH-BASE』インターンの概要
それではまずは『TECH-BASE』インターン全般について軽く解説して行きます。
『TECH-BASE』は就活を控えた大学生向けのインターン(インターンの定義に合わせると、厳密にはインターンと言うよりスクールの方が近い)であり、機械学習やIoT、Web系の技術を学ぶことができます。
具体的な流れとして、例えば僕が参加した機械学習講座では、
講師の方の動画を見て学習→実際にコードに触れる
というサイクルを繰り返す形式でした。扱ったテーマはCNN(畳み込みニューラルネットワーク)を用いた画像認識です。
後半になるほど自分自身で考える必要性が増し、最後は機械学習を使ったシステムを考えて発表する、という流れでした。
それでは、ざっくりと『TECH-BASE』の特徴についてまとめておきます。
大きな特徴としては完全無料である点でしょう。IoTコースに関しては教材の代金(送料込みで2,000円程度)が発生してしまいますが、受講料自体は完全に無料です。
これは、多くの企業がスポンサーとして付いていることによるメリットです(スポンサー企業は『TECH-BASE』公式サイトに記載)。
富士フイルムのグループ企業やSky、フューチャーのような、理系就活を考えている方なら誰もが聞いたことのある企業が並んでいます。
コースは大まかに3種類あり、その中でもさらにいくつかのコースに分かれています。
この中でも僕は「エンジニアリングコース」のうち「機械学習講座」に参加しました。
文理区分に関しては「エンジニアリングコース」のみが理系限定であり、他のコースについては文理が不問となっています。
より詳しい内容はオンラインの無料説明会で聞くことができます!
ホームページに記載されているように、説明会に参加した後にインターンへの参加を判断できるので、気軽にガイダンスを聞いてみるのが良いと思います!
迷っている時間があるなら、とりあえず説明会を聞いてみるのがおすすめです!
それではここからは、僕が実際に参加した「エンジニアリングコース・機械学習講座」に限っての内容となります。
他のコースではもちろん内容が異なりますので、あくまで参考だとお考えください。
『TECH-BASE』インターンのメリット・良かったこと
まずは『TECH-BASE』インターンに参加して感じた、良かった点についてご紹介して行きます!
深層学習の概要を学ぶことができる
機械学習講座ではCNNを用いた画像認識を扱い、そこで深層学習についてある程度学ぶことができます。
機械学習(深層学習)では精度が重要になるわけですが、精度向上の方法や概念について知ることができたのは非常に良かったと思います。
数学的な部分に深く踏み込むことはしないので、数学が苦手な方でも大丈夫です!
機械学習に限らず、IT技術に興味を持っている方は多いと思いますが、実際にITへの興味を行動に移すきっかけとして最適だと思います!
前提知識はほぼ不要
これはコースによらず同じことだと思います。
例えば機械学習講座に関しての前提知識かな〜と感じた部分は以下の3つです。
- プログラミングに触れたことがある
- 高校数学レベルの微分
- 行列のイメージ
エンジニアリングコースは理系限定なので、これらの条件は自動でクリアされるんですよね。
他のコースについては文理不問ということで、機械学習講座で必要だった前提知識もおそらくいらないでしょう。
インターン参加条件が厳しくない点は非常に良いと思いました!
完全無料
これは既に特徴のところでも書きましたが、多くのスポンサー企業が付いているので、完全無料です。
有名なプログラミングスクールのほとんどが○○万円することを考えると、文字通り破格の値段だと分かります。
困った時は助けを求めることができる
プログラミング等を勉強したことのある方は分かると思いますが、プログラミングの独学には詰みポイントが多いです。
『TECH-BASE』インターンは他の参加者とチームを組むため、困ったときには助け合えるという点も大きなポイントだと思います。
もちろんメンター(現役エンジニア)に質問することもできるので、途中で詰んで先に進めない、ということはありません。
チームを組むと言ってもインターンの内容自体は個人で進めていく形式なので、僕のような人見知りの方もご安心ください。
『TECH-BASE』機械学習講座のデメリット・微妙だったこと
いいことばかりを書いていると怪しいので、ここからはデメリット(と言うか微妙だった点)を書いて行きます。
こちらについても、あくまで「エンジニアリングコース」の中の「機械学習講座」に限った話だということはご了承ください。
また、僕が参加した2023年6月時点での情報です。
機械学習全般や、プログラミングに関してはそこまで上達しない
まずはこちらです。インターンのテーマがCNNを使った画像認識なので、それ以外の機械学習全般についてはあまり学習しません。
機械学習全般と言っても漠然としているので、ざっとキーワードを示すと「線形回帰、ロジスティック回帰、サポートベクターマシン、アンサンブル学習、主成分分析」などなどです。
ただし、もちろんこの辺の知識がなくても問題なしです!
また、バリバリコードを書く、という感じでもないです。これは深層学習のライブラリが強力だというメリットの裏返しではあると思います。
プログラムを書く能力自体は上がらないので、純粋にプログラミング(アルゴリズム)だけを目的としている場合は競プロをやった方が良いと思います。
ただし他のコース、例えばWeb系技術を学ぶコースではコードを書くのが中心になるのではないかと。
自分のキャパを考えて参加を判断
これは完全に人によると思いますが、僕はかなり時間がギリギリでした。
そもそも金曜の午後にしか大学の空きコマがなかったため、『TECH-BASE』のインターンに参加してからはキャパシティ97%くらいでした。
これは大学や学部学科によって様々だとは思いますが、、、一応キャパは考えた方が良いかと思います。
まあなんだかんだで完走したので、ほとんどの人はキャパオーバーの心配はないと思いますけどね。
『TECH-BASE』インターンについてのまとめ
それでは最後に、改めて『TECH-BASE』全体についてまとめます!
『TECH-BASE』のコースは全部で6種類
改めてコース一覧をまとめておきます。
- 機械学習のような、いかにも理系っぽい「エンジニアリングコース」
- 仕事に直結するWeb系技術を学べる「プログラミングコース」
- 一見すると文系向けだが、扱う内容はデジタルな「マーケティングコース」
という感じですね。
ただし「マーケティングコース」に関しては、2023年8月時点では開講されていません。
他のコースに関しても、最新情報は『TECH-BASE』の公式サイトで確認をお願いします!
工学部でバリバリ理系の内容を学び、Web系の技術に触れながらサイトを運営している身としては、3つのコース全てが興味の対象です笑。
大学3年生が何を言ってるんだという感じですが、これらは全て仕事に直結するスキルだと思います。
迷っている方はぜひ説明会へ!
と言うわけで、今回は学生向けの無料プログラミングインターン『TECH-BASE』についてご紹介しました。
実際に参加した感想としては、「迷っている暇があったらとりあえず参加するべき」です。
『TECH-BASE』での経験が無駄になることはないと思いますし、自分の自信にもつながると思います。
僕は今、データ分析やシステム開発を行っているベンチャー企業での長期インターンに内定しています。
これも『TECH-BASE』で機械学習講座に参加した経験から繋がっていると感じます。
何回も書いているように完全無料でリスクもないため、とりあえず説明会を聞いてみると良いでしょう!
それではまた!