『ロシデレ3巻』ネタバレ感想【本気の政近と有希が対決!】

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ついに兄妹対決が開幕!!

みなさん、こんにちは。今回は『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん3』です!

まず目を引くのが表紙の綺麗さですね。ロシデレ3巻が発売されたのは2021年の12月、僕は当時大学1年生でした。ツイッターで流れてきた表紙イラストがめちゃくちゃ綺麗で、ぱっと見で惹かれた記憶があります。

なのに当時読まなかったのはなぜだったか。このブログも既に始めていた頃だったので、マジでこの時に読み始めるべきだったと後悔しています……。

で、実際に読んでみて思うのは表紙だけでなく挿絵のクオリティもすごいってことです。
個人的に挿絵も神なラノベランキング一位は冴えカノですが、それに近いレベルに来ていると思います。

このクオリティを1巻の中にいくつもというのは相当大変だと思いますが、流石はももこ先生という感じです…!

そして今回はその表紙にもなっている看病イベントや、ついに始まる有希との戦いなど、見どころ満載の一冊となっています。

ラブコメとしての甘酸っぱさと、選挙戦における頭脳バトルのヒリヒリ感。この二つがバランスよく描かれており、まだ3巻なのかと感じました。

ヒリヒリ感とかラブコメに対する言葉とは思えないですけどね笑。それでは『ロシデレ』3巻、後半はネタバレ注意です!

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あらすじとネタバレなしの感想

谷山たちとの討論会に無事勝利したアーリャと政近。
次なるチェックポイントである終業式での挨拶は、とうとう有希と真っ向から対決する機会となる。
ラブコメらしいドタバタと政近&有希の頭脳戦、どちらも加速していくロシデレ3巻!

と言うわけで今回はとうとう有希との戦いが本格的に始動する回となります。まだ生徒会長選挙の本番は先のようですが、今回が1回戦といった雰囲気です。

また、今回は政近が体調を崩してしまうハプニングも発生。そしてそこで描かれたのが表紙のアーリャさん登場シーンです。

アーリャさんが初めて政近の家を訪問、そしてラブコメの定番?である看病イベントとなります。2人の距離が物理的にも精神的にも近付くようなエピソードとなっていました。

まあ、それだけでは終わりませんでしたが…。

2巻の時点で頭脳戦がよう実のようだと書いていましたが、今回もますますシリアスが加速しています。単なるラブコメでは終わらない魅力がありました!

ここからはネタバレ注意です!

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谷山との討論会のエピローグは?

さて、2巻のクライマックスでの討論会では、喧嘩をふっかけてきた谷山が敵前逃亡するという結末でした。これによって若干陰口的なことを言われてしまう谷山。

アーリャさんはそんな谷山の状況をどうにかしたいと考えます

ぶっちゃけ谷山の方から一方的に喧嘩を売ってきたので自業自得と言えばそれまでですが、アーリャの真っ直ぐな正義感がはっきりと分かるシーンだと思います。

そしてアーリャの想いを尊重した政近は、谷山のペアとして戦った乃々亜に声をかけます。

アーリャとは逆に屈折してそうな人たちが出てきました笑

討論会ではサクラを使った印象操作というヤバい方法を使ってきた乃々亜でしたが、政近は乃々亜のサクラを言い当ててしまいます。

まじでこういう頭脳バトル展開がいいんですよね、ロシデレは。

最終的には「乃々亜がサクラを仕込んでいた」ことを乃々亜自らが明かして谷山に対する風評被害は収まることとなります。
アーリャ&政近にとっては結局微妙な決着ですが、、、

政近と乃々亜は互いの本性を知っているようですし、中学時代にも明らかに一悶着あったような気配が漂っています……!

ヒロインたち+αとのドタバタ

頭脳バトル要素にばかり注目していますが、ロシデレはもちろんラブコメ展開もちゃんとあります!

まだ(?)3巻目ですが、アーリャさんとの距離もどんどん近付いていますし(逆に今までなぜ何もなかったのかレベル)、例によって有希も暴走していますw。

アニメで話題の催眠シーン

まずはこれですね。生徒会室で真面目にテスト勉強していたはずなのに、なぜか二次創作みたいな展開が始まった場面です。

まじで何の脈絡もないしファンタジーみたいな感じですが、アニメではだいぶ話題になっていた印象です。
こういうのばっかり話題になるんだから……。

生徒会室にあった催眠術の本にマーシャさんが興味を示し、なぜかアーリャさんとマーシャさんがマジで催眠術にかかってしまい、そこに有希がいたことで最高のシーンが生まれてしまった……という流れです。

有希の指示によってアーリャ&マーシャ姉妹が脱ぎ始めるとかいう、ここだけ同人作家が書いただろみたいな展開となります。

このシーン、オタクスイッチ全開の有希のリアクションが面白すぎました。有希をこういうキャラクターにした作者は流石に天才的だと思います笑。

それにしても、よくこのシーンをカットせず地上波で流したなと。ストーリーの本筋には一切関係ない(はず)なので、製作陣のこだわりを感じます。

どんどん近付くアーリャさんとの距離感

催眠によるドタバタはありつつ、確実にアーリャさんとの距離感が近付いていることも印象に残る点でした。

例えばテスト勉強中に政近に電話をかけてきたシーン。政近が学年30位以内に入ったらなんでもお願いを聞いてあげると言います。
政近は「ん? 今”なんでも”って言った?」と返していますが……。これ指摘したら(以下略)

他にも政近とアーリャが放課後に出かける(デート!?)ことも。そこでは以前気まずくなった「あーん」イベントもさらっと消化していて、むしろ政近の方が慌てていました。

アーリャさんは「メインヒロインのはずなのに負けヒロインっぽい」のがポイントじゃなかったのか……?

個人的にロシデレは頭脳バトル的展開が印象に残りますが、シンプルにラブコメシーンもたくさんあります。他のいちゃつきはぜひご自身で読んでみてください!

アーリャ母登場! マーシャさんに似てる?

今回なにげに重要だったと思うのが、三者面談の場面です。

政近がロシア語を知ってきっかけである祖父(癖が強い)、大きな確執を感じる母親、そしてアーリャの母親も登場します。
政近と有希のギャグ漫画的な雰囲気は、このお爺ちゃんからの遺伝だったのか……。

そんな祖父とは異なり、政近と母親は目を合わせることもなく、かなりの闇がありそうです。

そしてアーリャ母は、かなりマーシャさんに似ているようです。雰囲気やアーリャとの会話は天然系ですが、政近はアーリャ母に見極められていると感じます

マーシャさんは今回もすごそうなところ(気配を消しているはずの綾乃に気付き、綾乃が驚く)を見せていましたし、一周回ってアーリャが一番天然なのかもしれません…。

ラブコメの定番?看病イベントと思いきや……

三者面談の直後、体調を崩してしまった政近。なんと有希から話を聞いたアーリャが政近の家にやって来ます。

以前の巻では有希がドアを蹴り開けて凹んでいるという話がありましたが、今回アーリャさんがその凹みに気付いていたのは笑いましたw。

四苦八苦してお粥を作ったり政近のことをもっと知りたいと思ったり、ハプニングを通じてアーリャさんの気持ちがますます近付いているように思います!

眠っていた政近が目を覚ましたら綾乃が来ていて、とんでもない修羅場が形成されていたのですが……。

しかも綾乃がアーリャに対して「私がいるので、あなたはもう帰っていいですよw」的な挑発?をしてしまい、アーリャと綾乃がガンを飛ばし合う状況にwww。

あと、もちろんこの状況を仕組んだのは有希です。

そんな感じで笑っていたのですが、笑っている場合ではありませんでした。

政近に対して睡眠薬効果のある風邪薬を盛った有希は、政近のいない間にアーリャをお昼の放送に誘います。
お昼の放送は有希が定期的に行なっているトーク企画で、アーリャが今回ゲスト参加したということです。

政近がいない時の不意打ち、さらに精神的な揺さぶりもかけ、アーリャは完全に有希のペースに乗せられてしまいます。

ちょっとしたトークと言えど、そこでの喋りの上手さは全校に放送されてしまうわけです。流石に今のアーリャではこういう面で有希には敵いません。

徐々に有希が本性を見せ始めています……

それを知った政近は怒るわけではなく、自分を騙し切った有希と綾乃の成長を喜びます。だからよう実ですかって……。

それはそれとして政近のギアも上がったようで、有希と綾乃に対し

「噛み付いたんなら、歯ぁ食いしばれよ」

と言い、本気の威圧感を見せます。

その後も「じゃんけんは見切りゲー」のような発言を生徒会メンバーの前でしており、政近も有希も生徒会メンバーの前で実力隠しはしないようですw。

天才の兄と妹という構図は他のライトノベルでも多く描かれており定番だとは思いますが、その兄妹が対決するというのはかなり新鮮だと思いました。しかも仲良いのに。

政近・有希 兄妹のガチ対決!

そして、今回のクライマックスは1学期終業式の生徒会メンバー挨拶です。
2巻は突然出てきた谷山と乃々亜との討論会でしたから、アーリャと有希という意味では今回が初対決です!

、と思っていたのですが。

政近とアーリャの作戦は2巻の討論会に意味を持たせ、有希と戦うという前提もずらすものでした。

今回の生徒会メンバーからの挨拶は会長選挙に向けた演説の場になっており、有希も綾乃も選挙演説を行います。

しかし、、、アーリャはあくまで”挨拶”を行い、自分のことについて率直に話します。選挙以前に、「応援したくなる候補者になる」ことを目指したわけです。

そして会長選挙に関わるウルトラCは政近の仕事です!

副会長候補として挨拶した政近は「アーリャが生徒会長になったら谷山と乃々亜が生徒会メンバーになる」という公約を掲げ、実際に2人も壇上に上がります。

2巻では対立していた2人が仲間になる、このメンバーなら有希よりもいいかもしれない?という気持ちにさせることに成功します。

前回の討論会は突然降ってきた謎展開のように感じましたが、これを綺麗に利用してる展開がめちゃくちゃ良かったです!

こういう「以前に対立して負かした相手と手を結ぶ」展開は結構頭脳バトルものでも定番の流れですよね。

マジで頭脳バトルものが好きな人には刺さる展開でした!

ロシデレ3巻・感想まとめ

それでは恒例の、最後の挿絵に書かれているロシア語についてです。

3巻のラストシーンは終業式後の帰り道、政近が「夏休み中も会わないか」と提案したのに対する返答です。そもそもこれ、政近もう惚れてない??

それはさておき、返事は「Судовольствием!」で、意味は「喜んで!」!!!

ロシデレ3巻・感想まとめ
  • 三者面談から見えるシリアスな過去
  • ひりつく生徒会長選挙
  • 夏休みはのんびりできるのか??

今回は途中の三者面談で政近の祖父、母、アーリャの母と大人たちが続々登場しました。とくに政近と母との関係は完全に冷え切っているようでしたが、この辺も必ず描かれることでしょう。

そして今回は政近&アーリャと有希&綾乃の本気の対決が描かれましたが、生徒会メンバーで行く夏合宿がラブコメ回になるのかシリアス回になるのかにも注目です!

それではまた次回!

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