結論【面白いです】
はい、みなさんこんにちは。ここでは、小説「声優ラジオのウラオモテ」シリーズのあらすじやキャラクター、感想記事をまとめています。
オモテの顔は清純派アイドル声優、ウラの顔はギャル&地味子。そんな二人は同じ高校、同じクラス。その縁から二人でラジオをすることに?!世界を騙し切ることは出来るのか??
と言った感じの話ですが、これが非常に面白い!緩い日常系に留まらない、熱いストーリーが描かれます!
(※ここではネタバレなしでお届けします。)
それではこの記事についてですが、まずは簡単な基本情報についてまとめ、最後に各巻の感想記事について一言コメントと共にまとめています。
感想記事の方ではある程度ネタバレしつつ書いています。各感想記事に飛びたい方は目次からどうぞ!
まずは基本情報:電撃大賞に輝いた物語。あと表紙イラストが神。
- 作者:二月公
- イラスト:さばみぞれ
- レーベル:電撃文庫
- 最新刊:6巻が2021年12月10日発売
- 受賞:第26回電撃小説大賞《大賞》受賞
- コラボ:Pyxis(豊田萌絵&伊藤美来)
- 公式サイトはこちら
(敬称略)
このように、電撃の大賞によってデビューした作品です。この年の金賞は「豚のレバーは加熱しろ」であり、こちらも急上昇中の作品ですよね。こちらを押さえての《大賞》です。
次にイラストについてですね。こちらのpixivページを見ていただけるとお分かり頂けるかと。
めちゃくちゃ上から目線ですが、2010年前後に刊行された新作と比較すると、ここ数年は1巻から絵が神ですね。個人的なお気に入りの表紙は3巻と4巻です。
お姉様方が半端ないっすわ…
ちなみに、この基本情報のところにアニメ化情報を追記する日も遠くないと思っています。
(追記!!!)
2024年4月から、アニメ化です! アニメ公式サイトはこちら!
あらすじ:声優が主人公のライトノベルという、ありそうでなかった物語
もちろん皆無ではなかったと思いますが…。まだまだラノベの知識を増やしている発展途上の僕でも知っているような作品は、やはりこれが初めてかなと思います。
ここで、原作第1巻のあらすじを載せておきます。
ギャル&地味子の放課後は、超清純派のアイドル声優!?第26回電撃小説大賞選考会において、選考委員満場一致で2年ぶりの《大賞》を受賞!
https://bookwalker.jp/defdab9a11-0eb7-4df5-b2b1-fb64d8b8247f/?adpcnt=GDPL5fFl
電撃文庫が今とどけたい、青春声優エンタテインメント!
「夕陽と〜」「やすみの! せーのっ!」 「「コーコーセーラジオ〜!」」
偶然にも同じ高校に通う仲良し声優コンビが教室の空気をそのままお届けしちゃう、ほんわかラジオ番組がスタート!
でもパーソナリティふたりの素顔は、アイドル声優とは真逆も真逆、相性最悪なギャル×根暗地味子で!?
「……何その眩しさ。本当びっくりするぐらい普段とキャラ違うな『夕暮夕陽』、いつもの根暗はどうしたよ?」
「……あなたこそ、その頭わるそうな見た目で『歌種やすみ』の可愛い声を出すのはやめてほしいわ」
オモテは仲良し、ウラでは修羅場、収録が終われば罵倒の嵐!こんなやつとコンビなんて絶対無理、でもオンエアは待ってくれない…!
プロ根性で世界をダマせ! バレたら終わりの青春声優エンタテインメント、NOW ON AIR!!
百合展開とは縁遠い出会い
ぶっ飛んだ設定が面白いですね。最初はいがみ合ってばかりの二人ですが、ほんの少しずつ歩み寄り始めるのも最高です。まあすぐ喧嘩しますが笑。
普段はこういう関係性にもどかしさしか覚えない僕ですが、この作品は不思議と良い気分になりますね。
キャラ同士が険悪すぎて読む気が起きない、ということは気にしなくて大丈夫です。
ラブコメは起きません
唯一の欠点はラブコメ的展開がないこと、でしょうか。まあこれは他の作品読めよ、という話ですが…。
後述しますが、メインキャラの中に男性が皆無なので、ラブコメは今後も来ないと思います。
いや、今後はダブル主人公の由美子と千佳がラブコメ………?ま、まあそれも追々分かって来るでしょう。
分かるも何も、多分そういう展開は無いやろ!
百合百合しいキャラクターたち
まあ百合というより女性キャラたちが主人公ってだけですが…。まあそれはさておき。
各巻の表紙を飾るようなメインキャラは以下の四人ですね。この作品のポイントはキャラたちのウラオモテなので、第一印象とはかなり変わるキャラもいます。
僕の一番好きなキャラとかもう、アレですからね。まあここではネタバレはせず、当たり障りのない部分を書いておきます笑。
佐藤由美子@主人公1
本作の主人公の片方。陽属性。
オモテの顔はギリギリ新人のアイドル声優、ウラの顔はギャルの女子高生。軽い見た目だが、仕事に対しては真剣。
千佳曰く「うるさいお猿さん」
渡辺千佳@主人公2
本作の主人公のもう片方。陰属性。
オモテの顔は新人のアイドル声優、ウラの顔はぼっちの女子高生。長い前髪の奥には攻撃的な目と秘めた情熱が。
由美子曰く「根暗女」
桜並木乙女@心優しき先輩
由美子が姉さんと呼び慕う先輩声優。可愛い。
人気急上昇中〜安定くらいのポジション。優しいお姉さんで、この人にウラがあるの?と思うこと間違いなし。
柚日咲(ゆびさき)めくる@意外性抜群の先輩声優
先輩声優その2。あざとい。なんで胸元にハート形の穴開いてるん…?
千佳と同じ事務所に所属している。最初にウラから入ったのはこの人。
『声優ラジオのウラオモテ』全体の感想
さて、各感想記事の前に全体の感想をお話しして終わろうと思います。
ちょこっとだけネタバレ、というか僕の意外な推しキャラについても話します。
- ※ゆるゆりする話ではありません
- 近付く二人の距離が良い
- 他のキャラたちも良い
- 大規模な展開が来たら最高かな?
※ゆるゆりする話ではありません
読む前はなんとなく、日常系みたいな話かなーと思っていましたが、全くそんなことは無いですね!
もちろん日常っぽい話も要所要所で出てきます。そこも作品の大きな魅力ですが。が。
話の本筋は毎回シリアスな要素です。やっぱりある程度のシリアス要素がないと、話にハリが生まれないと思いますので…。
もちろんシリアス過ぎて暗い、というわけではありません、むしろ明るい。このバランスは非常に良いですね。
近付く二人の距離が良い
あらすじから分かる通り、二人の関係性は最低の状態から始まります。つまり後は上がるだけ、ということです。
だからと言って、順調に仲良くなるわけではありません。ほんの少しずつの歩み寄りとなりますが、だからこそ応援したくなりますね。
この独特の関係性は、今作の大きな特徴だと感じます。
他のキャラたちも良い
主人公たち二人以外のキャラもいいですね。二人のマネージャーたちや同じ声優の人たち、みんな女性でみんないい人です。たまにクズ(男)も出てきますが…。
ちなみに僕の一番好きなキャラは先輩声優の柚日咲めくるです。めくるちゃんは第一印象最悪でしたが…。
今では頼りになるギャグキャラ、といったポジションに落ち着いている気がします。小悪魔的なビジュアルもいいですね!
大規模な展開が来たら最高かな?
気になる今後の展開ですが、やっぱり複数巻に渡るクライマックス的な話が来たら非常に面白いだろうなと思います。それでシリーズ完結、はやめてほしいとこですが…。
今のところはワンエピソードを一冊で解決させているので、印象に残る大きなエピソードが来たら最高だな、と思います!
「声優ラジオのウラオモテ」各巻の感想記事まとめ
それでは最後に、各巻の感想記事についてのリンクを貼っておきます。
感想記事の方では割とネタバレもしています!
1巻『夕陽とやすみは隠しきれない?』
ここから全てが始まった…というと大袈裟ですが。
同じクラスの声優、佐藤由美子と渡辺千佳は二人でラジオをやることになったが、数々の問題が二人を襲う。どうなるコーコーセーラジオ?!
2巻『夕陽とやすみは諦めきれない?』
メインキャラの一人、柚日咲めくる登場!
どうにか軌道に乗ってきたコーコーセーラジオだったが、問題はやっぱり山積みで?最後は人生をベットした賭けに出ることに??
3巻『夕陽とやすみは突き抜けたい?』
とうとう声優業の話が中心に!
千佳と同じアニメの大役に抜擢された由美子だが、声優として大きな壁に直面し…。果たして「突き抜ける」ことは出来るのか?!
4巻『夕陽とやすみは力になりたい?』
ほんの少しずつ歩み寄りを見せる由美子と千佳の二人。
しかし今回の主役は表紙の人物、桜並木乙女。ウラがないかと思われた彼女の身に起こる危機とは…。
5巻『夕陽とやすみは大人になりたい?』
また共演が決まった夕陽とやすみ。
しかしその現場はとんでもない修羅場&天才の後輩がいて?!一人より二人の5巻!