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たんもし7巻・ネタバレ感想【復活したシエスタと共に第二幕へ…!】

たんもし7巻・ネタバレ感想【復活したシエスタと共に第二幕へ…!】

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これこそが『探偵はもう、死んでいる。』!

著:二語十/イラスト:うみぼうず
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みなさんこんにちは。今回は『探偵はもう、死んでいる。7』です。

探偵と助手の目も眩むような冒険、別れ、激情に駆られた戦い、そして《大災厄》。

全てを乗り越えたみんなは、、、シエスタを取り戻しました。表紙のシエスタは本物の、復活したシエスタです!

5巻のラストから時は過ぎ、平和な後日談の中にいる助手たち。しかし、世界はそんなに甘くはありません。再び始まる戦い、平和になったはずの世界に存在する敵は一体誰なのか??

たんもし7巻、ネタバレ注意です!

※かなりの長さなので、重要箇所は「今までの物語をすべて覆す第二幕(シークエル)が始まった。」以降にまとめてあります。

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渚と君彦、そしてシエスタ。初めての日常

冒頭は夏凪と君塚、いや、渚と君彦のシーンから始まります。時が過ぎ、お互いを下の名前で呼ぶようになった2人。最初からニヤニヤさせて来ますね。

そして、さっそく事態が急展開を迎えそうになった時…「事件はすでに終わっている。

シエスタ来たーーーーー!

さて、渚とシエスタ、そして君彦の3人は「白銀探偵事務所」をやっています。(『白銀』の話は6巻で登場しています!)

冒頭のシーンを見るとシエスタに頼りきりのようですが、何気にバランスの取れたチームっぽいですね。

そしてこの3人が揃うのは何気にほぼ初!
今までに揃ったのはクライマックスシーンばかりだったので、日常の会話は初めてと言って良いでしょう。それなのに違和感を全く感じないのがすごいです。

まさに表紙の雰囲気そのままですね!

ちなみに君彦と渚は20歳で、同じ大学の文学部に通い、ゼミも同じらしいです。が、なぜか君彦だけ飲み会に呼ばれないことがあるというw。

あとこれは僕の話ですが、なんと君彦&渚と数ヶ月のずれしかありません(2人は今大学2年生の1月で、僕は9月)。こういうのは何気に嬉しいですよね。

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そして事件は起こる。連邦政府の使者・ノエル登場。

早速ですが、かつて《調律者》たちを使っていた連邦政府から呼び出しが来ます。世界に平和が訪れたことで調律者というシステムは解体されたはずですが…。

そこでシエスタと渚は、「政府高官を狙う連続殺人事件」の解決を依頼されます。世界の危機は去ったはずなので、今度は未知の危機です。

君彦もボーッとしているわけではありません。探偵たちに平穏な日常を送ってほしい君彦は、「誠意を見せろ」言い、危険を顧みずに仮面を剥がそうとします。

君彦かっこいいな!

幸い君彦が串刺しにされることはなく、素顔を見せます。案の定(笑)美少女で、名前はノエル・ド・ループワイズ

とりあえずノエちゃんと呼ぶことにしましょう。

ノエちゃんは君彦とも話し、『聖還の儀』に招待します。これは重要人物たちがフランスに集い、ミアの持つキーアイテム『原典』を燃やす儀式。これによって今後の平和が約束される?らしいです。宗教っぽいな。

再び刑務所へ。1巻を思い出すような展開!そして、この世界に脇役はいないらしい。

調律者の手帳をゲットし、色々と融通が効くようになったシエスタたち。手始めにシエスタと君彦は、とある人物を訪問しに刑務所へ向かいます。

これ1巻を思い出すな〜ちょうど1年くらい前に読みました。

「お久しぶりです、風靡さん」

なんと刑務所の中にいたのは風靡さん、元警察官にして、元《暗殺者》です。

大災厄後、連邦政府から放置しておくと危険と判断されたようですが、連邦政府ってなかなか嫌な連中ですね本当…。

まあそれはともかく、笑えるシーンもあります。

風靡「それにしても、そっちを本妻に選んだか」
君彦「別にそういうわけじゃ。渚は今、ちょっと別の用事をこなしているだけです」
風靡「アタシはあの子の名前は出してないが?」

簡単な罠に引っ掛かる君彦。助手として大丈夫か?笑。

元《情報屋》のブルーノと、アナザーエデン

また厨二ワードが出て来たぞ…。

ノエちゃんの背後にいたのは元《情報屋》のブルーノでした。どうやらノエちゃんは養子だったらしいです。ブルーノさんも脇役じゃなかったんだ…。

ブルーノとノエルは未踏の聖域アナザーエデンの話をし始めます。

連邦政府の持つ秘密を手に入れようとしており、未知の技術によって連邦政府に対して脅しをかけていたようです。シエスタも聞いたことがあるらしく、この世界には厨二要素が溢れているな〜と思いました笑。

『聖還の儀』を襲うと思われるアナザーエデンからの使者。シエスタたちは無事に儀式を行えるのか??

斎川とシャルも登場! あれ、脇役??

その後は斎川とシャルとも会い、素晴らしい…と思いました。が、2人は儀式には不参加。脇役になってません??

それはともかく、君彦は探偵たちが心配だという本音をシャルに言います。

シャルは「嫌いな人に嘘をついたって仕方がない」という言い方をしますが、君彦は「仲間だから言ったんだ」。

いい、これはいい!

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いざ、フランスへ!爆弾が積まれた列車に乗り続ける君彦。

フランス行きの飛行機の中では、ミアの使者であるオリビアと再会、なんとキーアイテムである『原典』を渡されます。受け取った瞬間体調不良っぽくなってるけど、大丈夫君彦??

フランスに着いた後もカラスのマスクを着けた怪人物の襲撃を受け、心の休まらない旅です。

それにしても、以前出て来た触手と言いマスクと言い、なんとなく東京喰種を思い出します。

そんなことを考えているうちに事態はさらなる急展開を迎えます。この展開スピードは『たんもし』らしいです!

元《発明家》《名優》《革命家》の3人と会う君彦。彼らは連邦政府とは別にアナザーエデンと取引し、君彦が原典を渡せば、アナザーエデンは聖還の儀の邪魔はしないと言います。

それもうフラグだって…と思いましたが、取引に乗っかり原典を渡す君彦。

この結果とは別に、印象に残る会話(ノエちゃんと君彦)がありました。

  • 自分が乗っている列車に爆弾が積まれていて、いつ爆発するか分からない。
  • 自分の意思で乗っている。
  • 目的地に辿り着かないといけない。

この条件下で列車に乗り続けるかと聞くノエちゃん。それに対する回答は「俺は今までずっと、そういう列車に乗り続けてきた

カッコよ過ぎでしょ!君彦ってやれやれ系主人公じゃなかったっけ?!

こういう、ちょっと厨二が入った会話大好きです。

重要人物たちがフランスに集う。

そしてキーキャラの多くが集まる『聖還の儀』が始まります。その前には舞踏会も開かれ、少し息抜きの雰囲気がありました。

5巻でちょろっと出て来たリローデッドちゃんも登場。渚との会話が面白過ぎました。

リル「あ、誰かと思えば君彦の元カノじゃない」
渚「~~~! あんたも捨てられたくせに!」

シエスタも君彦も、渚も可愛いな〜

そして舞踏会では、なんとシエスタに先約が!
前の晩に喧嘩していたので、にっと笑うシエスタが可愛いです。

君彦は「子どもだな」と言ってクールに背を向けますが、直後に誰と踊っているのか確認します。

君彦も可愛いな笑。良かった、イケメン男子ではなくミアでした…笑

さらにそれを冷ややかに指摘する渚も可愛いです。もうみんな可愛い。

襲撃される儀式、そしてタイムリープ???

やはりと言うべきか、あっさりと契約を破るカラスマスク。ミアとシエスタが狙撃されてしまいます。

あかーーーん、探偵はもう、死んでいる。になっちゃうよ!

しかし、これは『たんもし』です。こんなにあっさりと終わりはしません。
君彦が受け取った原典。なんとこれは、君彦に未来を見せていたのです…。

受け取った時に体調が悪化していたのは未来から戻って来たからだったと言うことです。まるでリ○ロの死に戻りのような話ですが、君彦は過去(現在)へと帰還します。

今まで色々なとんでも展開がありましたが、ついにタイムリープが登場!ラノベの王道を詰め込んだたんもしにピッタリです。

Re:ゼロから始める『聖還の儀』

過去に戻った君彦。今度は原典を渡さないという選択を取ります。

一方で、大きく展開を変えないために前回と同じ行動を取る場面も。まさにリゼロを思い出します。

渚ともシエスタともいちゃつく君彦、そこ変われ。

この世界線ではちゃっかり渚にキスされています。おいおいおい!

まあ変な意味ではないようで、「勘違いしたら、半殺し」と言われます。

って、んんんん???いつもの4分の1に減ってますねえ…。

そして舞踏会でシエスタと踊るシーン。2巻のギャグシーンである「一生一緒にいてくれ」を、今度は本気で言います。それに応えるシエスタ、探偵はもう、死なない。という雰囲気が漂っています。

シエスタとも渚ともいちゃつく君塚。そこ変われ!!

再びの戦い、未来を知っていても状況は有利にはならず…

再び狙撃されるミア。今度はシエスタがマスケット銃で守ります!銃弾を弾くシーンは何回見てもキリトのように感じますね〜やっぱりwww

しかし、アナザーエデンの人たちはカラスマスク以外にも大勢いました。

あっさりと制圧される君彦やノエちゃんたち。さらに、別室では渚やシエスタ、ブルーノも捕まってしまいます。これはピンチ、大ピンチ!

世界の秘密を要求するアナザーエデン側、沈黙する政府高官たち。
死ぬほどイライラさせられる高官たちですが、なんとその場にいたのは人形でした。本物は逃げていた(そもそも儀式に来てなかった?)のです…。

薄々感じてたけど、連邦政府の高官たち、結構なクズでは?

長い戦いの中で変わっていった君塚君彦たち

銃で脅されている中、ノエちゃんと言葉を交わす君彦。なんと、状況についてある程度知っているのではないかと問います。

どうやらノエちゃんは君彦に盗聴器を仕掛けていたようで、君彦たちはその可能性に気付いてスマホで作戦会議をしていました。

このシーン、頭脳戦っぽくて結構刺さる人が多そうです!

そして、ノエちゃんは当然の疑問を抱きます。”いつからノエちゃんを疑っていたのか?”っていうことですね。しかし、その疑問は前提から間違っていました。

「俺たちが疑っていたのはなにもお前だけじゃない」

俺たちは最初から誰のことも信用しちゃいないんだ。軽口を飛ばしながら、笑い合いながら、それでも腹の内では今目の前で起きている事象を常に疑い、精査し、天秤にかけてきた。それが探偵の仕事だ。俺たちのやり方だ」

君彦、変わっちまったけど強くなったな…。

このシーンはたんもしシリーズでもかなりの名言だったと思います。ぜひアニメでやって欲しいと思いました!(やるなら三期になるのかな?)

一応言うとノエちゃんは悪人ではなく、むしろ悪に堕ちた者を助けて欲しいと考えており…。

その堕ちた者は一連の騒動の黒幕であり、アナザーエデンを騙った地球人でした。
正体はブルーノ。かつての《情報屋》が今、君彦たちに立ちはだかります

まさかブルーノさんも世界の敵じゃないだろうな。

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仮初めの平和を調律するブルーノと、世界の秘密

結論としては、今回の件に関わったカラスマスクと元《調律者》たちは、全員がブルーノと同じ考えを持つ人間たちでした。

究極の目的は、世界平和。この一点において確かにブルーノたちは正義でしょう。

そして、平和のためには『世界の秘密』を知ることが重要であり、シエスタのような正義の使徒は完全な正義のために命を燃やさなければいけないと考えています。

自らの信念を貫くため、自らが悪となったブルーノ。渚たちがいる部屋を爆破しようとしますが…やっぱり『探偵はもう、死んでいる。』は探偵の物語です。
生き返った2人の探偵たちによって奇跡的に事件は解決したのでした。

多くの謎を残して、、、

今までの物語をすべて覆す第二幕(シークエル)が始まった。

無事に事件を解決した後のシエスタと君彦の会話には、色々と気になることが登場しました。

  • アカシックレコードや特異点の他、おそらく様々なことについて忘れている
  • 5巻でシードと戦った跡地に生えた”ユグドラシル”のお陰で、枯れた大地に生命が宿る
  • 一方で、現在ある建物が植物の侵食で使えなくなっている
  • 住む場所の全てが植物の覆われそうな時のために、《××》がある

いや、何があるんだよ!!おそらく、2人とも××の存在を忘れているのでしょう。

××があるとは言え、世界中の建物(日本ではスカイツリーや国立競技場など)が使えなくなる状況を良しとしているがちょっと不気味に感じました。

シエスタは「これも世界の意思だから」と言い、君彦も「(地球を守るために)文明を我慢することは致し方ない。それが平和だ。俺たちが辿り着いた幸せな結末だ。」と考えています。

直後に吹く生暖かい風、何かを暗示しているような気がします…。なんとなく上のような発言はシエスタと君彦らしくないように感じますし…。

この他にもシャル敵対の可能性や、ミアが『終末時計』のある不気味な場所へ着くシーンも登場、不穏ながらも先が気になる終わり方となりました。

ミアがヘリで行ったのはユグドラシルの影響で荒廃したロンドン、『終末時計』はビッグ・ベンじゃないかとも思いますが。

探偵はもう、死んでいる。7巻・感想まとめ|ぶっ飛んだ話が最高にたんもし。

ずいぶん記事が長くなってしまいましたが、最後にまとめを書いておこうと思います。下記以外に、たんもしは白黒の挿絵がカラー絵並みにいいな、というのも強く思いました!

『探偵はもう、死んでいる』7巻の感想まとめ
  • 小出しにされる《大災厄》の話
  • 派手でスピーディーな展開とミステリーっぽい伏線
  • 全体的に漂う不穏な雰囲気

まず大災厄については、以下のような要素が登場しました。

吸血鬼の反乱
前に話が出て来ましたが、スカーレットはやはり世界の敵になり、君彦たちはスカーレットから世界を守ったようです。
魔法少女、リローデッド
5巻でも登場したリローデッド。君彦はリルのペット(笑)だった期間があるようです。かつてのリルは無敵だったようですが、戦いの中で足を負傷、現在は車椅子を使っています。
調律者の解散
これは言った通りで、世界の危機を討伐して調律者システムもなくなりました。シエスタは探偵に、ミアのビジョンはなくなり、風靡さんは刑務所です(脱獄したらしいけど)。
シエスタの復活
おそらく大災厄が終わった後か終盤に復活。詳細は君彦も知らないか忘れているようです。

次に7巻のストーリーですが、重要でない場面の方が少ない展開でした。巧妙に隠された伏線、描かれた出来事の裏で起きていたこと、もう半端ないです!

読み返すと色々な要素に気付くことでしょう、ミステリーらしかったと思います。

そして不穏な雰囲気です。7巻最高の名言でも出て来ましたが、軽口を飛ばしながら大きな事件が起きているような、そんな雰囲気がありました。

ざわつく展開ではありますが、8巻では《大災厄》が描かれそうです。時系列が行ったり来たりという『たんもし』特有の面白さがあります!

著:二語十/イラスト:うみぼうず
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