ついに。ついにこの瞬間が来た……。
みなさんこんにちは。ラブコメも好きですが、やっぱりシリアス展開の方が好き、ひじきです。
と言うわけで今回紹介するのは『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん8』です!
7巻は全体的にラブコメ要素が強く、ラストシーンではアーリャが政近への恋心を自覚するという王道展開に。
しかし、、、
今回は打って変わって、シリアスなメインストーリーが再開されます。
シリアス展開が好きな方には刺さる内容だと思います!
特に最後のシーンはロシデレを読み続けてよかったと本気で思いました。
それではロシデレ8巻、後半はネタバレ注意です!
あらすじとネタバレなしの感想
ついに政近への恋心を自覚したアーリャだが、その道には数多くの障害が存在する。
「有希は俺の最愛」と言う政近、有希には政近が必要だと言う綾乃、そしてアーリャたち全員を狙う純粋悪……
さて、今回はこれまでで最も心がざわつく話だったと思います。
政近やアーリャを狙う”純粋悪”に対しては「裏切られた」と感じる人も多いのではないでしょうか。
僕もこの展開には衝撃を受けました。まだまだロシデレのこと舐めてました…。
学園祭を引っかき回した桐生院とか、むしろ優しい方でした。なんか反省してたし。
ラストシーンもこれまでとは全く異なっており、ロシデレが今まで以上に動き始めることを確信しました。
前回のラブコメ展開から一気にシリアス展開へ、それどころか暗い展開へと叩き落とされます。

まあ、このひりつく感じがいいんですけどね……
ここからはさらに細かい内容についてです! でも今回はぜひご自分の目で見届けて欲しい内容でした!
最高から最低へ、怒涛の冒頭
最初は前回の続きとなり、体育祭の昼休憩の様子が描かれます。
この、8巻を読み始めてわずか40ページ。ここに8巻の本質が全て詰まっていました。
Side綾乃
プロローグは周防家での綾乃視点での話となります。
学園祭で政近のピアノを聴いて以降、政近&有希の母は夢遊病になったという驚きの展開。
しかも政近たちの祖父の巌清によると、かつて「直崇(なおたか)」という人物が亡くなった後も同様の症状になっていたようです。
ごめん、これ誰だっけ? 前の夫? いや違うよね?
さておき、綾乃は「2人の母の心を救えるのは政近だけだ」と考え、いつかその日が来ることを願います。
そして、、、
Side政近
時系列は戻って体育祭当日。
祖父母と仲良く昼ごはんを食べ、平和そのものでしたが……。
怪我をした友人を見舞いに保健室に行った際、倒れた母親と、母に付き添う父親の会話を聞いてしまいます。
読んでいるだけで体調が悪くなってきます。
なんでこんな一気に、、、
Sideアーリャ
一方その頃、アーリャは、、、
「私は、政近君が好き……」
シリーズ最高潮に浮かれていました。
今まで抑えていた反動なのか、 もうめちゃくちゃ可愛い乙女モードに入っています。
でもタイミングが!悪い!
何やら深刻そうな顔をした政近の視線の先には有希がおり、アーリャは一瞬にして天国から地獄に落ちます。
さらに学園祭ラストのピアノ対決の場面も思い出し、点と点が線で繋がるアーリャ。

でもそれもまた違うんだよ、ピアノを弾いたのはあなたの姉のためです…
もう心が痛い、ここまででわずか40ページくらいですよ……
政近・アーリャへ迫る危機
さて、初っ端から不穏な8巻ですが、それは序章でした。
純粋悪
ある日、乃々亜から呼び出された政近。
7巻での遊園地編では政近に対しても感情が動くかも、的な話をしていたことを思い出します。
まあ内容はお悩み相談的な感じでしたが、政近と乃々亜の関係性も(友人として)いい方向に近付いたのかな〜なんて。
なんて、、、
「同情って素晴らしいね~」
政近の前では人間のように……人間になりかけているように振る舞おう。
政近とアーリャを狙う純粋悪。それは、乃々亜でした。
いや、正確には乃々亜が見ているのは政近です。
政近の色々な表情を見たい、激情を見たいという純粋な思いと、強烈な悪意を持っています。
さらにまずいのは、政近と乃々亜の会話を聞いていた綾乃が乃々亜に騙されてしまったことです。
綾乃は「政近に戻って来て欲しい」という望みを言ってしまい、乃々亜は綾乃に味方すると返します。
まずいまずいまずい、全く異なる方向に純粋な2人が出会ってしまいました……。
アーリャのメンタルが心配すぎる
さらに、乃々亜の陰謀は止まりません。
政近が綾乃に対して「有希は俺の最愛で、この世の誰よりも大切な人だ。」と言った場面。
本来このシーンは2人とも有希のことを大切に思っているという、家族愛を確認する感動シーンなのですが……。
乃々亜のせいでこの言葉を盗み聞きしてしまうアーリャ。

もうやめて! アーリャちゃんのライフはゼロよ!
保健室で休んでいたアーリャの元へ政近が来て一旦は立て直すものの、その時の様子はまさしく負けヒロイン。
日本語では伝えられない想いを「Люблю.(愛してる)」とロシア語で伝えた後、この気持ちは沈めておこうと考えてしまいます。
俺ガ○ルの由○ヶ浜や冴え○ノの2人など、往年のヒロインを思い出してしまう、、、
いや、政近視点では普通に告白されてるんだけどね!?
いつもは各巻のラストにある”挿絵+ロシア語”が今回はこのタイミングで登場。
あれ、これは初めてかな?
申し訳程度の息抜き:ハロウィンパーティー
暗い展開ばかりですが、もちろん息抜きのようなラブコメ・ギャグ展開もあります。
元生徒会副会長のエレナ先輩が本格的に登場し始め、ギャグを生み出します。
この先輩がきっかけで、政近×マーシャさんの間でアニメ化不可能なToLOVEるが起きてしまいますし、、、
アニメ化不可能シーンの直前はなんとカラーの挿絵になっていたので、読む際は周りに人がいないことを確かめてください!
また、生徒会メンバーで仮装した際には会長のコスプレに対して「名前はある怪物」という名前が付けられており、例の曲でアニソンにハマった身としては「おっ」と思いました。
ちなみにお菓子をかけた頭脳バトルは政近と有希が決勝まで勝ち進み、
「結局、俺達か」
「そうですねぇ、わたくしもこうなる気がしていました」
という強者すぎる言葉を交わします。

最強兄妹かっけえーーー!
また別の名アニソンが聞こえてきます。
最後はアーリャの誕生日パーティー!! ではなかった…
鬱々とした展開も多かった今回ですが、ラストはアーリャの誕生日パーティーです!
マーシャさんに似ている母・暁美や、初登場の父・ミハイルも参加し、すごいホームパーティーって感じです。
最後は明るい話で良かった、、、と思いきや。
不穏はまだ終わっていませんでした。
喘息を克服して以降全く病気をしていなかった有希がインフルになり欠席。
綾乃はパーティーの途中、政近に対して周防家にお見舞いに来るように頼みます。
政近は綾乃から少し遅れてアーリャの誕生日パーティーを抜け出しますが、衝動的に抜け出したところで周防家に行くこともできず、絶望に駆られます。
そんな時に政近を追って来たアーリャ。
アーリャに対して有希が病気になったことを話し、そして、、、
「有希は……俺の、実の妹だよ」
ついに。ついにこの瞬間が来た……。
ずっと隠していた2人の関係。それをアーリャに対して明かしました!
今回は政近の家族、乃々亜の計略が重なり、今までの中では最も鬱展開に近いような内容だったと思います。
それが最後にこの大逆転ですよ。
よく言った政近!
『ロシデレ』8巻・感想まとめ
いやーーーー、おかしいとは思ったんですよね。
挿絵の中に手書きのロシア語が書かれる演出は、これまで最後の挿絵で行われていました。
それが途中で出て来て、あれ?とはなりましたが……。
これまでシリーズが続いて来て初めての、ラストシーンでロシデレが発動しない巻でした……。
もうここからはノンストップで話が進んでいくことでしょう!
それではまた次回!


