あらすじ
はい、みなさんこんにちは。今回ご紹介していくのはこの作品!こちらは第1巻についての記事を先日公開したところですが、その続きとなります。
まず目を引くのはやはりこの表紙!
ヒロインであるユイの浴衣姿になっており、めちゃくちゃ可愛いです。1巻の表紙もそうですが、主人公夏臣とお揃いのブレスレットをしているのが良いですね。
第1巻が4月中の出来事でしたが、今回は一気に時が経ってもう夏ですよ!
それではここで、作品のあらすじを引用しておきます。
「……私と夏臣の関係って、どう説明すればいいんだろう」
一人暮らしの高校生、片桐夏臣と隣室に引っ越してきた黒髪碧眼の美少女、ユイが共に食卓を囲む日々は続いていた。学校では変わらずクーデレラと評されるが、夏臣の前では柔らかい微笑みを見せることが多くなったユイ。そんな二人の関係は、夏臣の親友がくれた花火大会のチケットをきっかけに変わり始める。
「……デート?」
「男女二人で花火大会に行ったらデートって言うだろ、普通は」
お互いがお互いを大切に想い、居心地の良い関係だと自覚した時、二人の関係は更に甘さを増していく――
ここにあるように夏臣の親友、慶が2巻ではよく登場します。第1巻では結構仲良いんだな、というくらいだった2人ですが、今回はその信頼関係が非常によく現れており、青春を感じることができます。
他作品の話をぶっ込んで申し訳ないのですが「ソードアートオンライン」のキリトとユージオみたいなイメージですね。
他にも慶サイドの人物として後輩の女の子が新登場します。かなり勝気な人ですが嫌な感じではなく、意外とユイとの関係も良好のようです。このシリーズがもっと続いてくれるなら夏臣にとっての慶のようになって行くのかもしれません。
先輩に対しても臆せずタメ口で、それについて誰も指摘しないのも良いですね。上下関係の論争は見たくないですから。
花火大会デートや!
そして一連の出来事が過ぎるとついに!第2巻のクライマックスとなる八景島花火大会デートです! 付き合ってなくても、男女が花火大会に行くのはデートだと思いますね…。
あとは「普通の感覚で言うなら毎晩一緒に晩御飯を食べていることも『家デート』なんていうこともあるんだと思う」っていう心中のセリフがありましたが、それはもうデートのレベルではなく半同棲だと思いますよ僕は…。
2人とも今の関係性にどう名前を付ければ良いのかを考え、めちゃくちゃ意識しています。
こういう、はっきりした名前を付けられない関係性を見ると「君の膵臓をたべたい」を思い出しますね。
2人とも、簡単な「恋」という関係性に収まる必要性は感じていないものの、曖昧な関係性のままではすぐに終わりを迎えてしまうのではないか、というジレンマを抱いています。
これはかなり共感できるのではないでしょうか? これを真剣に考え出した時が、友情と恋の境目だと思います。
そのジレンマに関しては「未来への約束」や「未来を約束する」といった表現が使われており、いい言葉ですね。
ちょっと僕の心情が混じりましたが、とにかくこのデートシーンは本当に甘さを増してますよもう。マックスコーヒーもびっくりの甘さです、飲んだことないけど。
最後は2人の関係性がさらに一歩前進したのかな、と思います。2人の心の中がシンクロし過ぎで最高です。
今後の展開にも期待大!といった内容になっており、いつかアニメ化して欲しいですね本当に。
デート以外の注目ポイント
他には裏表紙にその巻で登場したアイテムが描かれているのがなんか雰囲気あって良いですね。僕もお揃いのブレスレットが欲しくなってしまいます。問題は揃える相手がいないことかな…。
まあ冗談はさておき、デートの話以外にも面白い話がたくさん収録されています。短編集的なイメージもありますねこのシリーズ。
全体的に本当に甘いです笑。これはマックスコーヒーも(以下略)
個人的にお気に入りの話は、調理実習の回ですね。ユイがそこそこ仲良くしている女子と夏臣、ユイ、慶の4人が同じグループになり、関係がバレそうになる危険な場面が到来…?
なんなら今まで誰にもバレていないのが奇跡だとも思いますが。ちなみに慶は何かを察しているようですが。なんせ花火のチケットくれたのも慶ですから。
調理実習の時は夏臣の実力が遺憾なく発揮されますね。自炊しているってだけではなく、料理が好きじゃないと夏臣のレベルには到達できなさそうです。
というか調理実習が1回で終わるとは思えないので、夏臣とユイが違う班になったら詰みっぽいですけれど笑
この話のポイントもやっぱり夏臣とユイです。毎日夏臣の家の台所でやっているいちゃつきを高校で再現するのはどうなんでしょうか…
「ねえ今どんな気持ち??ww」と聞いてみたくなりますが、もう大学生なのでやめておきます…。
ボロが出そうになりながらもギリ耐えて、なんか良いなって回だったのでピックアップしました。学校のみんなは俺たちの関係を知らない、みたいな優越感は気持ちよさそうで羨ましいです。
先ほど紹介した慶の知り合いの女の子や調理実習で同じグループだった子など、今回は新しい登場人物が増えましたね。
あまりキャラが増えすぎても微妙ではありますが、同じ学校の人とのやりとりからは、恋だけでは成り立たない懐かしの青春を感じます。
まとめ
さて、今回紹介した話以外にも激甘な話がたくさんあります。夏臣とユイがもう結婚?といった話や、おおーっとユイ選手やってしまったーという感じの話もあります(何が何やらって感じだと思いますが)
どの話もかなり面白く、ふとした瞬間にガチモード(ガチ恋って意味ではなく、真面目になるという意味です笑)になる夏臣のギャップにこっちまで惚れてまうやろーってなると思います。僕は男ですが…。
そう言えば、結局今回も「ウチの合鍵を渡す」ところまで行きませんでした。いつになったら第1巻のプロローグにたどり着くのやら…と思っていたら、どうやら第3巻でついに合鍵が登場するようです!
さらに夏休み編では2人の旅行も描かれそうです。これは楽しみですね、旅行に行ったり合鍵を渡したりしてからも末長く続いて欲しいと思います。
現在の2人の周りには人間関係のドロドロも今のところないので、最高の癒しになると思います。まあ現実に絶望してしまう系の小説であることも事実ですが笑。
登場人物の裏の顔が色々とある小説に飽きてきた時などに読んでみると良いかも?しれません。