青ブタ11巻・ネタバレ感想【ナイチンゲールは中学時代の同級生!?】

長く続いた中学時代の決定的な出来事、ついに一つの決着?

ってか続きが気になり過ぎるんよこれ…。
みなさんこんにちは。今回紹介して行くのは青ブタシリーズ最新刊(出たのは一年以上前)『青春ブタ野郎はナイチンゲールの夢を見ない』です!

大学生編の二作目となる今回は、咲太の中学時代の同級生にして同じ大学に通う赤城郁美(あかぎいくみ)がメインキャラとなります。

正義の味方のようなナイチンゲールが抱える思春期症候群とは?
そして「超常現象の原因は思春期の過度なストレス」という今までの前提が変わりそうな、霧島透子とは?
新たなフェーズに入った雰囲気のある11巻です!

後半はネタバレ注意です!

美東美織は何者?

とりあえずまずはここから行きましょう。掴み所のない部分もあり、スマホも持っていない女子大生、美東美織

こういった少し不思議な部分はありますが、基本的には可愛くて性格も気さくなキャラですね。
前回はおしゃれに気を使っておすすめの服を着ているような、普通の描写もされています。
咲太との会話にも気安さ安心感のあるキャラですが…。

咲太は美織の心が一歩も近付いて来ていないことに気付いています。

なんですと…。一瞬ひやっとしました。

一見すると少し変わっている程度の印象を受ける美織ですが、このようなキャラにも何かあると思わせてくれるのが青ブタですね。

美織は間違いなくどこかでメインキャラになるでしょう。
霧島透子と同一人物だったりするのかな〜と思いましたが、顔は流石に変えらんないよな…?
どういう人物なのか、かなり気になりますね。

『#夢見る』という皮肉な流行

巷では『#夢見る』が流行っているらしいです。おそらくツイッターのハッシュタグですね。夢で見た内容について書くとそれが当たるという、予知夢のようなものらしいです。
プチデビル後輩の劣化版と言ったところでしょうか?

青春ブタ野郎は夢を見ないのに、『#夢見る』ってのは皮肉が効いてますね。

郁美はそのツイートから不幸なことを選び出して、事故等が起こらないように助けているらしいです。今回のヒロインは正義の味方、ってところですかね。
咲太と麻衣さんは、一つの行動によって未来が大きく変わってしまうことをよく知っているので、この状況を憂慮します。

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赤城郁美の”可能性”

まずは郁美が何を思ってこんなことをしているのかですが…。とりあえず本音を引き出すため、咲太は偽の情報を流します

ポルターガイスト?!ホラーはやめてくれ

偽の情報を流したことを明かし、怒らせて本心を引き出そうとした咲太ですが、郁美は怒りませんでした。

さらに言葉を重ねようとする咲太ですが、ポルターガイストのような現象が起きてしまいます。

なに、怖い怖い。ホラーかよ。

さらに別のタイミングでは、腕に文字が現れます。まるで誰かからのメッセージのようですが…。
咲太が経験し、中学時代に理解を得られなかった”思春期症候群”。それが郁美の身にも起きているのです。

中学の卒アルを見返すが…

どうやら郁美は、中学時代の咲太に対して何もできなかったことを後悔しているようです。
そしてその気持ちにけりを付けるために正義の味方をやっているらしいですね。

捨てたと思っていた卒アルが実家にあったのでそれを見る咲太。
郁美の話では咲太は卒アルに「いつか、やさしさにたどり着きたい」と書いたらしいのですが…。

ちなみに「ハツコイ少女」から変化した現在の世界では、翔子さんは夢に出て来たって感じの人物だったらしいですね。

「ハツコイ少女」のラストシーンで咲太と麻衣さんは思い出しましたが。

おっと、目から涙が。
やっぱり翔子さんの存在は作品の中で非常に大きいですね。

ひとしきり感動したところで残念なお知らせですが、咲太が見た卒アルにはそんなことは書かれていません
じゃあなぜ赤城は、翔子さんの言葉を知っている?そこで、ある可能性に思い当たる咲太。それは…。

ここからはかなりの展開なので、ネタバレ注意です!
まあ基本的には郁美の話なので、ストーリーの今後に関わりそうなのはラストシーンくらいかな?

ヒルベルト空間の彼方から

再び偽の情報を流して、郁美を峰ヶ原高校に誘き寄せることに成功する咲太。

咲太は峰ヶ原高校のことを二人の「思い出の教室」という言い方をします。当然のように郁美は「梓川君にとってはね」と言いますが…。
なんと咲太は「赤城もだろ」と言います。

思い出すのは「ランドセルガール」の時ですね。郁美はあの日の咲太のように、入れ替わりを起こしていたのです!それも入学式の日以来、八ヶ月も…。

「いつか、やさしさにたどり着きたい」は向こうの咲太が書いたことのようで、向こうの咲太はこちらより数年早く翔子さんのことを思い出したみたいですね。

放送室を占拠して花楓を救い、記憶を取り戻したことで「バニーガール先輩」「プチデビル後輩」「ロジカルウィッチ」と、問題を鮮やかに解決したそうです。

向こうの咲太は随分と出来が良いようですね。
でも、こっちの咲太もすごいけどね。八ヶ月間誰も気付かなかった郁美を見つけたわけですから。
そして、どうやら入れ替わりもここまでのようです。

向こうの世界に行っていた郁美からのメッセージ、「同窓会で待ってる」を残して郁美は消えてしまいます。

しかも、ただ消えただけでなく…。ランドセルガールが再び登場、しかも時間の経過以上に成長した、小学校高学年の麻衣さんです。
こちらもすぐに消えてしまいますが、このシーンは鳥肌が立ちましたね。

過去との完全決着

そして、その日に横浜で企画されていた中学の同窓会へ向かう咲太。「#夢見る」では郁美が傷害事件を起こす可能性が示唆されており、嫌な予感に追い立てられます。

そして会場についた咲太。当然周りからは「なんでお前が」という視線を向けられますが、もちろん咲太は今さらそんなことを気にしません。
会場のど真ん中で浮きまくっている郁美に声をかけます。どうやら咲太以外の人には見えていなかったようで…。

郁美は自らが超常現象を起こすことで、中学時代に誰が正しかったのか、本当に「やば」かったのは咲太と自分たちのどちらなのか、を示します。

そして咲太は、誰も何も言えない空気の中、おどけて冗談で済ませます。
郁美からはそれでいいの的な視線を向けられますが、最後にみんなより自分の方が断然幸せだと言って退場して行きます。咲太にも少しだけあった優越感が言わせた言葉ですね。

爽快感あり過ぎでしょこのシーン!笑。

最後は郁美と言葉を交わし、今度こそ全て解決です!結果的に咲太は、どちらの世界の郁美も救ったんですね。流石や。

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霧島透子を探せ。麻衣さんが危ない

どちらが幸せか分からせ、中学時代の全てに決着を付けた感じの咲太。大学の学食で、元に戻った郁美に会います。

どうやら郁美の件はまだ完全には治っていないようで、手のひらには可能性の世界の郁美、そしてもう1つの世界の咲太からのメッセージが書かれています。

「霧島透子を探せ。麻衣さんが危ない」

今回も登場した霧島透子、円周率に関係した電話番号を聞いた咲太ですが、半端ない事件の予感がしますね。

霧島透子は「一千万人に思春期症候群を配った」と言っていますが、それは本当なのか?
1学年がだいたい100万人なので、「それもう”思春期”症候群ちゃうやろ」と思いますが。

不穏すぎるラストシーンで終わった今回。美織にランドセルガール、霧島透子。これから各要素がどうなって行くのか、非常に気になりますねこれは!

青ブタ11『ナイチンゲールの夢を見ない』まとめ・感想
  • 深まる美東美織の謎。単なる友人ではなさそう
  • やっぱりすごい咲太。主人公だわ…
  • 霧島透子と麻衣さん、不穏すぎるラスト

今回の(量子力学)数学

ここは読み飛ばしてもらってOKです。

ちなみに前回紹介されていた曲は「Social World」でしたが、今回は「Hilbert Space」でしたね。

章タイトルにもなっている「ヒルベルト空間」は数学で登場するもので、「ノルムに関して完備である、計量線型空間」です。

は?

まずノルムは「ベクトルの大きさ」のことです。これは高校でやったベクトルのイメージ(=矢印の大きさ)でOK(なはず)。
計量線型空間も、平面とか立体の延長だと思えばOK(なはず)。
都市伝説で四次元の世界とか聞いたことあるかもですが、ああいう感じで、具体的にイメージはできません。

完備はよく分かりませんが、空間の中でベクトルが連続?ってことらしいです(多分)。
今あなたがいる部屋の、どこにでも物がおけるイメージかな〜と思いますが、自分で言っていてよく分からん。

つまりヒルベルト空間っていうのは(名前がイキってるだけで)「割と普通の空間」っていう感じです(多分。まあイキってるも何も、ヒルベルトって人の名前だけど)。
咲太には普通ってなんだろうね、とか言われそうですが…笑。

量子力学にも応用されているようなので、双葉ならちゃんと知っているかも?
あと「ヒルベルト空間」と「完備」は、授業で習っていないので合ってるかは分かりません。
なんなら授業で習った「ノルム」「計量線型空間」も合ってるか分かりません。

と言うわけで、学問的な信頼性はないですっていう保険をかけて終わります笑。

そんなことより、もう一人の咲太からのメッセージが気になりますねほんと。
次回はいつになるのか…!

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