長かった…。間接的には1巻から続いてきた因縁の相手の決着!
みなさんこんにちは。今回は『魔法科高校の劣等生17,18,19師族会議編』です!
周公瑾の背後にいた黒幕、ジード・ヘイグもしくは”グ・ジー”。
『入学編』で出てきたテロリストの背後にもこいつがいたため、約20巻の間、因縁が続いて来たわけですね。
魔法科高校生としてだけでなく、四葉家とも因縁のあったジーさん。
今回はついにこの因縁との決着が描かれます!
が、、、。最後は結構意外な展開と結末を迎えます。ネタバレ注意!
達也と深雪の婚約が呼ぶ波紋
まずはここですね。
前回の『四葉継承編』のラストでは達也と深雪の正体と婚約が魔法社会に明かされたわけですが…。
一条家は親戚同士の結婚に反対し、代わりに将輝が婚約者として名乗り出て来ます。
さらに七草家当主は真由美と達也のカップリングを考えます。
やめなさい!さてはカプ厨か?
この辺の話はサブタイトルにもなっている師族会議でも話されます。
四葉、七草の存在感がやっぱりすごい…。
それにしても七草家当主のム○カ感は異常。バ○ス!
魔法科高校の内部にも波紋は広がります。
ほのかやミキは特にショックを受けてしまいますが、周囲に助けられてどうにか立ち直ります。
『四葉』は簡単に言えば「魔法界最高にヤバいやつら」なのですが…。
個人的に魔法科シリーズは割と体裁や立場にこだわっている近未来の世界観が描かれていると思います。
過剰な敬語(ほのかが同級生の達也に尊敬語を使った時の違和感よ……)もこの世界観の現れかなと。
しかし今回のような場面では立場ではなく本人たちを見ている様子が描写されており、めちゃくちゃいいなと思いましたね。
普段とのギャップによって良さが引き立てられている印象です。
『師族会議編』の本当の意味は…。
上巻のラストではサブタイトルの通り師族会議が開かれるのですが、ここでのポイントはなんと、会議が行われていた建物にテロリストが来たことです。
グ・ジーは米軍からミサイルを盗み出し、それによってテロを決行したようです。
建物には多くの非魔法師もおり、彼らを中心に多くの犠牲が出てしまいます。
と言うか、集まっている魔法師は十師族が中心なので基本無傷です。
これによって反魔法師の世論が巻き起こり、魔法科高校の生徒が狙われる事態にまで発展してしまいます。
まさにグ・ジーの狙い通りです…。
達也たちは共同戦線を張って、グ・ジーこそが本当の悪だと示そうとします。
達也がミスト・ディスパージョンで消すだけでは終わらない問題だということですね。
因縁の対決に、スターズ参戦!
達也たちVSグ・ジーという単純な構図でしたが、そこにアメリカ軍最強の部隊スターズが再び日本にやって来ます。
目的はグ・ジーの暗殺ですね。
スターズと言えばリーナを思い出しますが、今回は達也&深雪と会話しただけとなります。
まあ米軍は達也たちの妨害をするので、これで良かった気もします。
やっぱリーナいいな〜早く味方になってくれ!
十師族の共同戦線!こういう展開はやっぱり熱いね!
グ・ジー追跡のため東京にやって来た一条将輝。
なんと一高からリモートで授業を受けることになります。
最初に魔法科を読んだ頃はこういうのに違和感がありましたが、今では随分一般的になりましたね…。
そして一条に達也、十文字先輩に真由美先輩の4人で情報交換して事件解決を目指すことになります。
会議の後に真由美先輩と達也が相合い傘をする展開もありつつ(真由美先輩ルートへのフラグかと思ったわ…)少しずつグ・ジーを追い詰めて行きます。
そして戦闘はクライマックスへ。
七草家の長男と十文字先輩、一条、そして達也。
くううう!やっぱり一条と達也の組み合わせかっこいいなー
と思っていたところで。
達也の前に立ちはだかったのは…。警察官をやっているエリカの兄…?
まずは結末から行きましょうかね
と言うわけで、最終的なグ・ジーとの戦いの結末です。
海から逃れようとしていたグ・ジー。しかしそこにいたのはスターズで…。
なんと達也たちの目の前でスターズNo.2の手によって切られてしまいます。
使われた魔法は「分子ディバイダー」という、名前からしてヤバそうなもので、跡形もなく消え去ってしまいます。
これは徒労感が半端ないな!
結局世間に向けて犯人を晒すこともできなくなってしまったので、反魔法師の世論に関しても変わらないのか…という感じですね。
ともあれ、1巻から続いてきた因縁がついに決着を迎えたということは確かです。ここから新展開となっていくわけですね。
新たな敵は誰なのか、その人物は本当に悪なのか?さらにはアメリカ以外の国も本格登場?
正直言ってここまでのストーリーは土台ですね。今後、さらに盛り上がって行きます!
エリカの兄、千葉寿和。
さて、それでは最後にエリカの兄である千葉寿和(ちばとしかず)についてです。
彼はなんと、敵方の魔法師によって傀儡にされてしまったのです…。
いつも行動を共にしていた刑事も同じです。
寿和と言えば藤林さんといい感じでしたが、まさかこんな結末になるなんて…。
藤林さんはかつても婚約者を亡くしていたようで、静かに悲しんでいるシーンで本編は終わりを迎えました。
いやー、これはすごい展開でしたね。
これまで何回も登場していた、メインキャラの兄。
そんなポジションの人物が敵に操られてしまったとは。さらに、実質的に死んでいたとは言え、止めを刺したのは達也です。
人体実験の話など、魔法科シリーズは結構容赦のない世界観ではありました。
ですが、近しい味方が亡くなるということは何気に初めてだったんですよね。
最期もあっけないもので、本当に驚きました。
今までの展開とのギャップが結構あって、かなーり印象に残る回でしたわこれ。
今後はどうなって行くのか〜〜!魔法科新展開!