なぜ僕がラノベを読むのか、なぜ生きるのか?
→こんな作品に出会うため。
みなさんこんにちは。
今回紹介するのは『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん9』です!
8巻のラストでは、政近と有希の関係性をアーリャに対して明かし、もうどう考えてもロシデレが変わっていくような印象でした。
実際9巻は今までとは全く違う話が描かれ、周防家の悲しき過去がどんどん明らかになります。
そして、ついに政近の中で、やるべきことがはっきりしたようです…!
僕は現在大学院の2年生、学生最後の年を迎えています。
そしてロシデレは、大学入学以降に読み始めた数多の作品の中でも、間違いなくトップクラスの作品です。
この9巻でそれを確信しました。

今まで俺の口から出た「ロシデレ面白い」はすべてウソだったんじゃないかと思えるくらい腹の底から出た本音「ロシデレは神作品」
寝不足だったはずなのに、読んだ後はテンションが上がって寝られなくなりました。
これまでより数段シリアスで”すごい”作品になって来たロシデレ、後半はネタバレ注意です!
あらすじとネタバレなしの感想
ついに有希と自身の関係をアーリャに対して明かした政近。
周防家に向かい、有希、母、巌清など、ずっと避けて来た家族と向き合う。
判明する新たな事実、そして政近の決意……。
ロシデレが面白い作品から神作品へと変わる瞬間!
さて、何度も言いますが今回のロシデレは本当に最高でした。
そして、こんなブログを始めた理由も思い出しました。
(しばらく自分語りです)
ブログ運営については就活でもアピールしており、ほぼ必ずブログをやっている理由を聞かれました。
などと答えていましたし、それも嘘ではありません。
ですが今思うと、
それを言葉にするというのが本音の理由でした。
よくタイパタイパと言われる現代ですが……
2時間くらいで読めてここまで感動できるのはYouTubeのショート動画より圧倒的にタイパが良いのではないか?と感じます。
とにかく、ロシデレ9巻は謎の自分語りをしたくなるくらいには最高でした。
チラチラと見えていたシリアス要素や暗い過去が一気に回収され、その過去は現在の政近たちとどこか重なる部分も。
後から振り返った際、ロシデレの中で最も大きな転換点となる巻でしょう。
ここからはもう少し具体的なポイントについてです!
でもこの先を読む前に、ロシデレシリーズを9巻まで読んでいただきたい!
周防家について明かされる半端ない情報量
アーリャと共に周防家へと戻って来た政近。
有希は子どものように政近に対して抱きつき、「苦しい」「なんで私だけ」と泣き叫びます。
政近が周防家を捨て、強制的に大人になる必要があった有希。一方で兄に裸を見られても全然平気という異様さ。
歪な成長をしてきた有希を心配する描写はこれまでもありましたが、今回でそれがはっきりしたように思いました……。
そして今回のポイントは、周防家についての過去がどんどん明らかになる点です!
情報が完結しない!!
周防家を襲った悲劇:母、優美の回想
8巻のプロローグで優美が夢遊病になっており、それは直崇という人物が亡くなった後に発症したということが言われていました。
一体誰かと思っていましたが、この直崇は優美の兄で、超優秀な神童だったようです。
しかし優美は、、、
こうして政近と決定的な決別を迎え、恭太郎と優美は離婚、現在の状況になったのです…
互いに本音を語った政近と優美。
これまでのロシデレの背後に存在していた不和が、とうとう解消した場面でした!
その後も恭太郎と優美の会話、政近と恭太郎の会話も描かれ、感動すること間違いなしです!!
それにしても度重なる挫折、優秀な周りの人物に対する劣等感、家族の死など、とにかく暗い過去でした。。。
そして演技は本物になった:有希
9巻の表紙が有希なのも納得です。
今回は有希の素の表情や発言が多く、それだけでもシリアスさを感じます。
原作でもアニメ1期でも、ぶっ飛んだ言動によって話題になって来た有希。
そんな有希が感情を爆発させたり、アーリャに対して自分の過去を語ったり。
もうこれで感動するなと言う方が無理ですよ。
特にアーリャに対して語った内容は、、、
政近の前であえてぶっ飛んだ行動をしている、というのは政近も気付いていました。しかしそれが有希から語られるのは初めて。
分かっていたはずなのに衝撃を受けました……。
今回の最後の挿絵は有希で、手書きのセリフももちろん日本語でした。

とうとうロシア語でデレてる挿絵が1回も出てこなかったぞ…
こんなところでも、9巻が非常に特別な巻だと実感しました。
厳格な”周防家”の当主:周防巌清
これまでも少しずつ登場し、ついに本格登場した祖父・周防巌清。
政近を勘当したり、超厳しい印象ばかりが先に立っていましたが……。
なんと最後のSSとして、巌清についての超重要情報が明かされました。

いやいやいやいや、この情報量がたった22ページに詰まってるのおかしいでしょうが!
巌清の回想でアーリャの出自も判明するなんて思わないですよ。
それに、まさか巌清が人の心を持とうと苦悩して来たとは…。
完全に見る目が変わりました。
こういう「血も涙もない厳格な人が実は悩んでいる」というのは定番ですが、やっぱいいですね。
それにしても、今回明らかになった周防家の過去が暗すぎて、そりゃ巌清も優美も普通ではいられないよな……。
才能と劣等感の連鎖・現在のみんなともリンク?
ここまで3人の回想シーンのポイントをリストアップしましたが、この内容を見るとなんとなく同じような展開になっていることが分かります。
おそらく作者も狙って書いているとは思いますが、周防家の過去は才能の有無・劣等感というのが三代に渡って続いています。
- 巌清と弟
- 直崇と優美
- 政近と有希
もちろん程度に差はありますし、政近と有希はどちらも天才ですが…。
でも優美と有希のどちらも、兄だけでなく自分も役に立ちたいという思いを抱えており、兄妹間での劣等感が受け継がれてしまっています。
さらに言えば優美→恭太郎への劣等感は政近→アーリャにも近いかもしれません。
優美も政近もパートナーのことを眩しい、自分と釣り合っていないと考えていますが……
実際のところ、
ですからね。
逆に恭太郎やアーリャの方が「自分の方が釣り合っていない」と考えているあたり、非常に似ていると思います。
そしてこの、現在のキャラクターとのリンクというのはアーリャ一家とも近いものを感じます。
優美の「ただ結婚して子どもを産むだけの母にはなりたくない」という思いはアーリャに近いものを感じますし、家を捨てたアーリャ母は政近に近いです。
何よりも震えたのが、
巌清の結婚相手
です。
若くして事故に遭って亡くなった政近たちの祖母が、マーシャさんにそっくりであるということです。
のんびりしていて心優しく、天然な雰囲気、それでいて突然のプロポーズも受け入れるというね。
(まあマーシャさんは実際のところ超優秀ですが…)
巌清の回想シーンを見たら、推しとか関係なく絶対マーシャさんのことを思い出すと思います。
これが政近の未来に対する伏線になっている可能性も、、、ある、のか……?
ちゃんと学校にも行ってます
今回も一応学校の話はありますが、それでもギャグ展開はほぼありません。
ラブコメ的なシーンはあるけどね!
アーリャが「少なくとも恋愛的なライバルはいない」ということに気付いて色ボケするシーンもありましたw。
実際は実の姉が最大にして唯一のライバルなわけだが。
そして会長たちやアーリャとの会話を経て、政近はある決意をします……。
『ロシデレ』9巻・感想まとめ

ロシデレは神作品。いやまじで。
これまで政近が「成し遂げたいこと、やりたいことがない」と悩む様子が度々登場しました。
そんな政近はついに、「自分の誇りを取り戻すため、自分のために、有希を倒して生徒会長になり周防家を継ぐ」と決意します。
そしてアーリャと共に巌清の元へ行き、堂々と啖呵を切ります!
正直言ってこれまでの政近とアーリャの関係性を読んできて、そこまで似合ったパートナーのように感じられていませんでした。
僕がマーシャさん推しだからというのもあると思いますが……
それが今回。奇しくも?ラブコメ要素が薄まった今回。
初めて政近×アーリャが完璧なパートナーだと感じました。
あと結構大事なポイントとして有希は自身を子ども扱いする政近に猛反発、綾乃と共に本気で勝ちに行くことを決意します。
ただの生徒会長選挙ではない、2人の将来を賭けた、、、

『名門高校の劣等生・周防継承編』!


