たんもし3巻・ネタバレ感想【シエスタを取り戻すための戦いへ…】

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なんだこの壮大な話は…(2回目)

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ってなわけでこんにちは。今回はたんもしシリーズ3巻、探偵はもう、死んでいる。3です!

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アニメの範囲を超え、新たな物語の始まり

前回のラストでは夏凪の身体を操る主人格の変遷が判明し、とんでも展開来たなーと思いましたが、もう物語はノンストップです。

前回と同等以上のとんでも展開の連続に息をつく暇もありません。と言うわけで時は現在に戻って来ます。この世界では、探偵はもう、死んでいる。(カッコつけたくなりました…)

メイド姿の《シエスタ》と「調律者」

2巻で過去を知った一行は、シエスタを元に生み出された人工知能《シエスタ》と出会います。もうこの時点でびっくりな展開ですが、、、そして彼女(?)から、世界の敵と戦う12人の「調律者の存在を聞かされます。

名探偵」は単純にホームズを気取っていたわけではなく、「調律者」としての肩書きだったようです。「調律者」って、なんだか話の厨二感が増してきたぞ…。

意識がなかったとは言え、夏凪の身体がシエスタを殺したという事実に責任を感じる夏凪。不器用ながらも夏凪を慰める君塚のことは、少し見直しちゃったよ。

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明かされる夏凪の過去

夏凪に関して驚きの過去が明らかになったところですが、さらに新事実が登場します。

意識の深層に存在するヘルを呼び起こし言葉を交わした夏凪は、
・かつてSPESに囚われていたこと
・そこにはシエスタと本物のアリシアもいたこと
・3人で反逆しようとしたがシードによってアリシアが殺されてしまったこと
・それによって第二の人格であるヘルが発現したこと

を思い出します。

また夏凪は、ヘルがSPES側についていたのは夏凪の体を守るためだと気付きます。さらに、シエスタも記憶を失っていたことが判明。確かに、1年前のアリシアに反応していませんでしたからね…。

って、いやいやいや、情報量が多いな!

夏凪の体の主人格は、
幼少期:夏凪渚
アリシアの死後:ヘル
ロンドンで心臓を失った後:アリシア(ヘルが生み出した)
孤島での戦いの直後:シエスタ
〜現在:もう一度夏凪渚

ということですね。

ケルベロスの種の能力によって複数人格をその身に宿すことができるため、今はシエスタとヘルがサブの人格という感じです。割と複雑やなー。

斎川の身にも社会的な危機が!

ふざけた見出しですが、中身は真剣です。
なんとこのタイミングで、今は亡き斎川Parentsの不正経理疑惑が出てしまいます。
プロデューサー(仮)となった君塚は、仲間たちと共に《シエスタ》の隠れ家に身を寄せますが…。

  • 寝ぼけて「たべたぃ……君塚の(((自主規制)))」と口走る夏凪
  • なぜか君塚の枕を「シエスタの匂いがした」と言って嗅いでいるシャル
  • 堂々と(君塚の入っている)風呂に入ってこようとする斎川

と、カオス過ぎる状況ですね。どれも結構アウトですが、一番やばいのは夏凪かな?笑。

この後の話と関係がありますが、どうやらこの疑惑にはサファイアの眼が関係しているようで、あながち根も葉もない話ではないようです。
どうなることかと思いましたが、これまた君塚のお陰もあり、どうにか真実を乗り越えます

「調律者」の一人、「吸血鬼」登場

斎川の一件が終わったかのように見える展開でしたが、エピローグにはまだ早かったようです。

新たな「調律者」、「吸血鬼」のスカーレット君が登場します。これコードネームとかではなく、本物の吸血鬼です。しかも一緒にいるのは脱獄したコウモリ!?
これはあわや命の危機かと思いましたが、どうやら敵ではないようですね。

SPESのボスである「シード」は斎川を器にしようとしているようで、それを警告してくれます。コウモリはどうやら味方にカウントしても良さそうですね。まあ声優も松岡さんですし。

「調律者」の一人、「暗殺者」登場

今度こそ斎川の件は解決、と思いましたが、なんとエピローグにはまだ早かったようです。1つ前とほぼ同じ書き方をしてしまいましたが…。

隠れ家で待っていたのは斎川を殺そうとするシャルでした。

え??何が起こってるん?え、なに?

シャルは組織の命令でシードの器候補筆頭である斎川を殺そうとしているようです。
確かに考え方は合ってるが、そうじゃないっしょと思う僕と君塚。いや僕について書く必要はないが…。

仲間なんで今までにいたことない、というシャルにはギャグキャラである普段との壮絶なギャップがありましたね…。こんな闇を抱えていたのか、と思いました。
そんなシャルに斎川の暗殺を命じたのは、「調律者」の1人、「暗殺者」の加瀬風靡。風靡さんでした。

え?うっそでしょ、何が起こってるん?(2回目)

確かに普通の刑事がロンドンに出向したり軍用ヘリを使ったりしているのは違和感ありましたが…。風靡さん、いや、風靡の正体は冷徹な正義の味方だったようです。

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VS「暗殺者」加瀬風靡

”逃亡した夏凪と斎川” を追う ”シャルと風靡” を追う ”《シエスタ》と君塚”。
ややこしいですね笑。

キミヅカはシャルに対して、シエスタはこんな解決方法を望まないと言います。なぜなら、シエスタの遺産は4人全員だから
キミヅカの言葉に心を動かされ、使命に向き合ったシャーロット・有坂・アンダーソン。自分のボスである風靡に刃を向けます。

君塚とシャルでは相手にならない強さの風靡ですが、逃げたと思っていた夏凪と斎川が空から戻って来て援護をします。

つい先日までは単なるJKだったはずの夏凪ですが、シエスタの七つ道具の一つであるマスケット銃を立派に操ります!撃つのに躊躇いがないのはすごいですね。さらにはヘルがロンドンで見せたマインドコントロールも発動し、風靡を追い詰めます。

そして最後の一撃は、、、そう。この男、君塚君彦ですカメレオンの『種』を飲んだ君塚は風靡に痛烈な一撃を浴びせます!

エピローグにはまだ早い

君塚、夏凪、斎川、シャルの4人はそれぞれ「探偵」「過去」「真実」「使命」を乗り越えます。
SPESと戦うための戦いが、改めて始まった瞬間です。今回は結構ハッピーなエピローグだなーと思いましたが、やはり「エピローグにはまだ早い」ようです。

それじゃあシエスタはどうだったのか、と言う君塚。2巻の最後で「生きたい」と言ったシエスタを、必ず生き返らせると誓います。

同じく2巻のラストでシエスタが語ったシーンがありました。この体は必ずまた君に会いに行く、というところですね。そのシーンと酷似した君塚の言葉は………最高でした!

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