たんもし5巻・ネタバレ感想【再び、仲間を助けにたびに出よう】

探偵はもう、死んでいる。
探偵はもう、死んでなんかいない。

著:二語十/イラスト:うみぼうず
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というわけで、今回紹介するのはこちら、探偵はもう、死んでいる。5です!
前回は夏凪が死んでしまったという衝撃的な展開、さらにシエスタが復活したという衝撃的な展開で終わりましたが、今回はその続きですね。

今回も怒涛の展開が続きます。果たしてシードとの決着は、そして夏凪は…?ひとまずのクライマックスとなる、たんもし5巻です!

とりあえずここまでは読んで欲しい!という内容になっているので、アニメの範囲だけで止まっている人には「もったいない!」と言いたいですね。もったいないおばさんになりますよ。いやおじさんか?まだ学生だわ!
まあここまでも何も、まだ5巻までしか出ていないわけですが。

プロローグはオスカー・ワイルドの「幸福な王子」の話から始まります。この作品に出てくるのが「サファイアの眼」「ルビーの剣」「鉛の心臓」ということで、あれどっかで聞いたな?と思いますね。

ついでに作品自体もどっかで聞いたな?と思ったら、平成29年度の共通テスト試行調査で、この作品を元にしたのが出てましたね。まあこれは蛇足ですが。

復活を遂げたシエスタ

さあシエスタですよ。どうやら前回ミアと夏凪が話していた時に、この展開も想定していたようですね。もし夏凪が命を落とすことになったら心臓を戻して欲しいと頼んでいたようです。

手離しで喜べる状況ではありませんが、ついにこの時が来ましたね…ほぼ全ての読者が待ち望んでいた、シエスタが生き返った瞬間です。

君塚がシエスタを生き返らせようとしていたことをシエスタは知っていますが、「バカか、君は」は言いませんでしたね。言っていいはずがない」と言うシエスタにはぐぐぐっと来ました…。

そしてシエスタはメイド服姿の《シエスタ》にノーチェスと名付けます。「昼寝」に対して「夜」という、おしゃれな名前です。

ちなみに表紙に書いてある「La detective está muerta」も含め、全てスペイン語ですね。大学で習ったスペイン語が初めて役に立った…笑。

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続・シードとの最終決戦

仲間を救いに、旅に出よう。

シード襲来。斎川を救え!

ミアとシエスタの感動の再開の最中、なんと東京のど真ん中にシードが現れます。触手によってビルを丸々一棟、木のようなものに変えてしまい、斎川の養分として人を襲います。

斎川たちを救うため、君塚はビルに単身乗り込みます。意識が戻ったばかりのシャルもスナイパーライフルで援護してくれ、「仲間を、頼んだわよ」と言います。これは3巻での一件を思い出しますね!

シエスタ、ヘル、そしてアリシア

君塚が斎川を助けている間、シエスタはシードを引き付けます。そして戻って来た君塚と共に戦いますが、あの時に現れた怪物ベテルギウス・ロマネコンティによって窮地に陥ります。

一年前の光景が蘇ってしまう…。

しかし、そこへ助けに入ったのは、なんとヘル!?夏凪は脳死状態でしたが、、、保存されいたアリシアの心臓によって、どうにか動くことが出来るような状態だそうです。

かつて命のやり取りをしたシエスタとヘルがついに協力してベテルギウスを倒します!本当にこの作品クライマックスしかないな。

ちなみに小説冒頭にあるカラー絵は、シエスタとヘル(夏凪)、そしてアリシアの三人が登場します。いやー、この絵は最高でした本当に。

シードを封印するため、ヘルは。

そして最後の敵、シードに対しても真っ向から挑むヘル。おいおい夏凪の体なのに酷使して大丈夫なの???
そして自らの『種』の能力ヘルとしての意識そのものを使ってシードを封印します!

都会の真ん中に大樹を残し、「世界の敵」は消え去ったのです。
とか書くとフラグみたいですが、本当に決着はつきました。結局、君塚と夏凪、そして斎川の身に宿っていた『種』は取り除かれたようですね。

いやー、良かった良かった。君塚が『種』に乗っ取られるバッドエンドもあるかと思っていましたよー。
とか書くとフラグ(以下略)

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《調律者》たちと連邦会議

シードとの決戦を終え、《調律者》である《発明家》の厄介になった君塚たち。夏凪の容体は芳しくない様子で、あとは奇跡を信じるだけ、のような状態です。

会議に出席(遅刻)するシエスタと君塚

そんな中、シエスタと君塚は《調律者》たちの会議に出席します。その中にはマスケット銃を運ぶ仕事を依頼して来た《黒服》もおり、どいつもこいつも癖が強いなーといった感想です笑。

そんな場所で君塚は、未来を変えたことについて意見を聞かれます。
ってか司会役に糾弾されます。これはすごいプレッシャーですね…笑。俺だったら逃げ出しちゃうね、な空間で君塚は立ち上がります。そして、シエスタが生き返るべきでなかったと考えているなら
「あんたらは今すぐこの仕事を辞めた方がいい」

と言います。これはすごい!

その後の沈黙に耐えきれず、君塚はすごすごと座りますが(笑)よく言ったなー。シエスタは《名探偵》を引退し、後任に夏凪を推薦すると言います。うお、まじかまじか。

連邦議会
君塚の主人公レベル上昇が止まらないですね。

あの目も眩むような三年間

それから数日。シエスタと君塚は寝る前に少しずつ本心を語ります。

シエスタを抱きしめる君塚。三年間を振り返って、悔しいくらい楽しかったと言います。このシーン、本当にいいですね。
今までのシエスタと君塚は軽口ばかりで本音を言う場面があまりありませんでした。再会を果たして本音も語るなんて、これからの二人の、目も眩むような物語が楽しみになりましたね!

とか書くとフラグみたいですが(三回目)、、、
翌朝、手紙とマスケット銃を置いて、シエスタは君塚たちの元を去っていました。

ん???

続々・最終決戦

いやー、今度こそ本当のフラグになってしまいましたね…。せっかく感動の再会となったのに、あっという間にいなくなったシエスタ。いや辛い。これは辛い。

君塚は夏凪の元へ

さて、シエスタが君塚たちの元を去った理由ですが、、、『種』は今、シエスタの身にだけに残っているのです。そして、『種』に完全には適合していないシエスタは、乗っ取られる前に自ら死を選ぼうとします。

今度シエスタに反抗するということは、新たな「世界の敵」を生み出しかねないということです。苦悩する君塚は、夏凪の病室を訪れ、迷いを語ります。すると、、、

「探偵代行でいいなら、引き受けてあげる」

探偵たちは、何度でも奇跡を起こします。

実力で、シエスタを越える

ミアを通して触手に覆われたビルの前にシエスタを誘き寄せた君塚たち。そして場面は表紙のシーンへ。そう言えば君、なんかいつでも銃持ってるね…。

本当の最終決戦の開始です。君塚一人ではもちろん1分と持ちませんが、君塚はノーチェス、斎川、シャルと力を合わせて戦います。斎川の左眼は『種』を失った今も使えるので、なんと自らスナイパーライフルを撃ちます。

どんな高性能スコープがあっても、そんな正確に撃てないでしょ!笑

しかし、何重にも張った策は次々にシエスタに看破されて行きます。
そして一気に勝負を決めるための策は………。夏凪渚ですよやっぱり。
髪を短く切り、ヘルと同じ格好をした夏凪が眠り薬を与えることに成功。ついに名探偵を越えることに成功します。

いつか、眠りから

君塚たちが立てていた作戦は、休眠状態のようにして、『種』の成長を止めようというものでした。

シエスタが眠りにつく前の最後の会話は、ここまでで一番好きなシーンですね。なんと言うか、このままシリーズ完結かと錯覚してしまいます。
挿絵も会話も最高、そして
「バカだな、お前は」「やれ、理不尽だね」
というやり取りには号泣してしまいますね。いつか眠りから覚ますことを誓い、しばしの別れとなります。

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エピローグ・感想

ついに大きな区切りまで来ましたね…!
最後はシエスタの眠る病室、君塚と風靡さんが電話している場面です。そこへ斎川とシャル、そして夏凪がやって来ます。夏凪は学校、斎川も学校とアイドル業、シャルは任務。忙しい合間を縫ってお見舞いに来てくれる三人にお礼を言う君塚でしたが、なんでお前が礼を言うんだと呆れられてしまいます。

ってか待て待て。夏凪は学校、じゃねえよ笑。まあ義務教育は終わってるからいいか。いいか?

今回は本当に第一のクライマックスといった内容でしたね。ノンストップのストーリー、とにかくテンポの良い急展開(この二つ言ってること一緒やな)
たんもしらしさが詰まっていました。

シエスタと君塚のやり取りも多かったし!多かったし!間延びする部分が一切なく、しっかり読み込まないともったいない作品になっていましたねー本当に。

そして、これで全てが解決したわけではありません。カラー絵の部分にはシエスタの手記があり、どうやら世界の敵は他にもいそうです。まだまだ急展開が続きそうな「たんもし」、目が離せません!

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