『青ブタ』12巻【マイスチューデントの夢を見ない】ネタバレ感想

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「霧島透子を探せ。麻衣さんが危ない」霧島透子を探し奔走するクリスマスシーズン!

みなさんこんにちは。青ブタ前作『ナイチンゲールの夢を見ない』では咲太の方が年上だったのに、もう1歳以上年下ということに驚きを隠せないひじきです。

と言うわけで今回は『青春ブタ野郎はマイスチューデントの夢を見ない』です!

  • パラレルワールドの咲太からの警告に従って霧島透子を探す咲太
  • 時を同じくして、バイト先の塾で咲太の生徒となる姫路紗良

絡み合う人間関係が印象的な『青春ブタ野郎』シリーズ第12巻です。

後半はネタバレありなので注意!

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ネタバレなしのあらすじと感想

麻衣さんに迫る危機に対処するため、霧島透子を探す咲太。

どうにか透子と実際にあって会話することには成功するが……。

時を同じくして、バイト先での担当生徒に姫路紗良(ひめじさら)が追加。

どうやら彼女も思春期症候群になっているよう。しかし本人は「私の思春期症候群を治さないでくださいね」と言う。

果たして彼女の思春期症候群は何なのか、霧島透子には繋がるのか?

と言うわけで今回は、表紙を飾る姫路紗良がメインとなりつつも軸となるのは霧島透子との駆け引きという感じです。

青ブタらしい軽妙な会話がありつつも、サスペンス的な要素が強くなってきている気がしました。

特に最後の不穏さが半端なく、(いつものことですが)次回作が非常に気になる終わり方となっています。

また、作中では横浜のランドマークタワーや鎌倉のような観光地が登場するので、実際に行ってみたくなるかもしれません!

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咲太の身に起こった正夢と、霧島透子との接触

さて、麻衣さんの誕生日の前日、12月1日。

これまでも何回か登場していたキャラクター、姫路紗良が咲太の生徒になります。

巷で話題となっている正夢を咲太も見てしまったわけです。

前の巻が2年前なので記憶があやふやですが……。ほぼ確実に、この超常現象は霧島透子のせいでしょう。

ちなみに霧島透子というのは現在急上昇中のアーティスト。咲太以外には見えません

そして大学生編で起こっている思春期症候群はこの人の歌が原因となっています。多分。

『マイスチューデントの夢を見ない』の前半ではこの霧島透子と実際に会うことに成功します。

探りを入れた結果、今の透子には麻衣さんに危害を加える気はないと感じる咲太。

つまり双葉理央の分析としては、「透子が起こして思春期症候群によって間接的に麻衣さんに被害が出る」というものでしたし、その線が濃くなったと言えるでしょう。

ますます訳が分からなくなってるけどね……

姫路紗良と思春期症候群・波乱のクリスマスイブ

そして咲太は再び、リアル過ぎる夢を見ます。

麻衣さんとデートするはずのクリスマスイブに姫路紗良と会っており、さらには「思春期症候群を治さないでほしい」という話までしています。

それにしてもこの作品、タイトルは『夢を見ない』なのにめちゃくちゃ夢見るな……

ここら辺の展開を初期から考えていたなら、ガチで構想の天才だと思います。

姫路紗良と『千里眼』

それはさておき、なんと紗良も全く同じ夢を見ていたことが判明。

  • 失恋を経験したものの思春期症候群のおかげで平気
  • だから治さないでほしい

ということを改めて咲太に言います。

その後も咲太は流石の頭の良さで紗良の本心に迫ったり、時に大人気ない手段に出たりします。

一見すると非情な気がしなくもないですが、咲太の以下の言葉が全てを表しているように思います。

「僕にとって一番幸せなのは……僕が一番好きになった人が、僕を一番好きになってくれることかな」

「まあ、それさえあれば、最悪、他には何もいらない」

まあ咲太の気持ちはどうあれ、クリスマスまで1週間が迫った時、紗良の思春期症候群は『千里眼』だと分かります。

プチデビル後輩の時と同じく、強くぶつかった人の視界や思考を読み取れるようになる、というものです。

この能力を活用して霧島透子の思考を読む作戦に出る咲太と紗良(紗良は咲太の思考を読んだので、霧島透子が妙なやつだと知っている)。

さらには麻衣さんも加わり、クリスマスイブの決戦が始まります!

クリスマスイブに麻衣さんと2人きり。になったのは??

麻衣さんの車で鎌倉へと向かう咲太&紗良。

咲太と麻衣さんは息ぴったりの様子を見せており、これぞ咲太と麻衣さんだな〜と感じます。

さて、クリスマスと言うと2年前の悲劇を思い出しますが……。

やはり今回も波乱が起こります。

なんと咲太にモンブランを買わせている間に、麻衣さんが紗良を連れ去ってしまいます笑。

麻衣さん自由だな〜〜と思いましたが、もちろん天然でやっているはずもなく。紗良と2人だけで言葉を交わします。

放っておかれた咲太は紗良の『千里眼』を使って状況を読み取ります。

なんか異能バトルものみたいになって来たな……

紗良の思春期症候群・決戦(仮)の舞台へ。

紗良は他人の心を読めることを利用して、人間関係にちょっかいをかけていたようです。

麻衣さんはそれを正確に見抜き(と言うか咲太もそれは比較的早い段階から気付いていた)、紗良に揺さぶりをかけます。

そして紗良の心が麻衣さんの心を読むことを拒否したことで、『千里眼』の力は失われてしまうのでした……。

能力を失っても、ひとまず霧島透子がいるはずの大学キャンパスに向かう咲太たち。

幸せなクリスマスだが………

大学キャンパスにいた霧島透子に話しかける咲太。

しかし、結局「麻衣さんが危ない」に繋がる情報は得られません。

紗良の思春期症候群を利用する作戦も、能力を失ったため(思春期症候群が治ったため)実行不可能。

何とも微妙な結末です。

その後、クリスマスを過ごすために箱根の旅館へ向かう咲太と麻衣さん。

あ、2人きりではなくマネージャーさんもいます!

紗良の件は無事に解決したため、珍しく憂いのない時間を過ごす咲太でしたが……。

その日の夜のことです。何らかの正夢らしきものを見る咲太と、数多くの若者たち。

そして、、、

朝、目が覚めるまで、麻衣だけが夢を見なかった。

ラスト不穏すぎだわこれ……。

今回の霧島透子

今回は咲太が霧島透子と複数回話し、少しずつ姿が見えてきました。

まあ実際に透子が見えるのは咲太だけですが……。

  • 本名は岩見沢寧々
  • 咲太より2学年上
  • 霧島透子の歌を聞いた人は思春期症候群になる
  • モンブランが好き
  • 麻衣さんに直接危害を加える様子はない。

本名は確定のようですが、霧島透子自身は本名で呼ばれたくない様子。

ここに思春期症候群の秘密がありそうですね〜〜。

青ブタ『マイスチューデント』感想まとめ

それでは最後に今回のまとめです!

今回は珍しく様々なキャラが関わってくる展開となり、比較的複雑な物語が描かれました。

青ブタ12巻『マイスチューデント』・感想まとめ
  • メインキャラ姫路紗良。『千里眼』の能力で周囲の人間関係をかき回していたが、不思議と憎めない。
  • 自身の歌を通して思春期症候群を広めている霧島透子。本名は分かったが……。
  • 誰もが夢を見るなか、麻衣さんだけが夢を見ない。

どうにも不穏な気配がする今回。

次回のタイトルは『サンタクロースの夢を見ない(仮)』らしいので、いよいよ霧島透子に近付くことになるのでしょうか?

でも霧島透子の話はシリーズ完結になるのでは?

それはさておき、個人的にはシリーズのクライマックスでは翔子さんが活躍してほしいろところです。(主張強め)

『ナイチンゲール』と『マイスチューデント』には2年の間があったので、次は早く出ることを祈りつつ終わります。

それではまた次回!

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