会話がほとんどなのに面白い、龍園&櫛田との修学旅行編!
みなさんこんにちは。前回よう実を読んでから、気付いたら1年半以上経っていました。。。いや、ずっと読みたいとは思ってたんですけどね。 と言うわけで今回は『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編8』です。
前回は八神が退学した文化祭でしたが、今回も学生のビッグイベント、修学旅行です!
流石に頭脳戦もそこまではなく、会話主体の平和な巻という印象でした。が、面白くないかと言えばそれは違います。
龍園や櫛田といった綾小路の裏をある程度知っているキャラとの会話が多く、それだけでもかなり面白かったです。この2人の好感度は底辺スタートでしたが、いつの間にか結構好きなキャラになってしまいました笑。
それでは『よう実2年生編8』です。今回はあまりネタバレ展開がありませんが、一応未読の方は注意です!
あらすじとネタバレなしの感想
修学旅行で北海道へやって来た綾小路たち。クラス混合のグループでは龍園や櫛田と同じグループになってしまう。最初は前途多難なように思われたが意外と…?
キーキャラたちとの会話が多めの修学旅行編!
冒頭で書いた通り今回はとにかく会話が多く、そしてその会話が面白いです。坂柳、龍園、一之瀬(?!)といった重要キャラとの会話が多く非常に楽しめました!
さらにラストの方では、一之瀬クラスの神崎についての新事実が明らかになるなど今後にもつながる内容でした。
修学旅行の前に、、、七瀬&天沢
修学旅行へ行く前には七瀬ちゃん&天沢との会話がありました。七瀬ちゃんは可愛いですし、綾小路に退学して欲しくないのも本当のようです。が、、、それだけではなさそう。
天沢のことは警戒する七瀬ですが、文化祭や修学旅行のように強制送還されそうなイベントに対しては無警戒です。綾小路はこれを不審に思い、「父親や月城に連れ戻す意思はなく、七瀬だけはそれを知っているのでは」と考えます。
七瀬ちゃんは可愛い(2回目)ので、何にせよ味方であって欲しいです
1年生との戦いは一息ついた感じですが、今後も学年を越えた試験に期待したいです!
キーキャラたちの絡みが多い修学旅行!
さて、、今回の話はここ最近好感度をちょいちょい上げてきた龍園&櫛田と同じグループになり、この2人との絡みがかなり良かったです。
綾小路+龍園+櫛田のスキーイラストがTwitterに出た時は「カオスやな〜」的なコメントが溢れた記憶が(微かに)あります。まさにそのイラストの通り、スキーしていました笑。
スキー未経験の綾小路が一瞬で上級者レベルになるお馴染みの展開もあり、笑っちゃいました笑。
あの龍園と普通に話す綾小路w
さて、まずはやはり龍園ですね。初日の最初からバスの席が隣同士で何が起こるかと思いましたが……。八神周りの真面目な話をしつつ、エチケット袋を知らない綾小路に龍園が呆れるというギャグ展開もありました。
改めて見るとこの2人、結構お互いの秘密について知っているんですよね。坂柳と綾小路もですが、綾小路を知るからこその会話が面白いです。
そして、龍園がいい奴っぽい部分を見せるのも今回のポイントです。
Aクラスのやつに陰湿ないじめを受け、ボッチでご飯を食べていた葛城。龍園は遠慮なく話かけ、葛城を助けます(?)。龍園+葛城という組み合わせは綾小路も認めているくらいですから、今後も強敵にはなりそうです。
あと今回の龍園はやけに綾小路をパシリにしていますが、この場面で
「大衆の面前で相手にするおまえは微塵も恐れる必要がないからな。楽で助かるぜ」
という本音が分かります笑。
いくらパシられているとは言え綾小路は龍園と普通に話しているので、他の生徒から違和感を持たれてもおかしくなさそうですが……
ついに普通の高校生になった櫛田
さて、今回で大きく関係性が変化したようなのが櫛田です。
本性がバレた櫛田ですが、なんだかんだで修学旅行を楽しんでいる様子。そんな状況を自分でも不思議に思っています。
そんな櫛田、今回はマジでこれまでとは大きく違います。今までの櫛田は他人の目がないところでは悪魔の面しか見せていませんでした。
しかし、今回の綾小路との会話では天使でも悪魔でもない、普通の高校生っぽいやり取りが結構あります(もちろん堀北との会話では悪魔寄りですが笑)。
櫛田「影が薄いのも大変だよね」
綾小路「それでどうしてオレを見る?」
櫛田「だって、影が薄い代表でしょ? 元、がつくかも知れないけど」
と言い、綾小路が話を逸らすと「逃げたね」と言って笑います。自分を作っている時の櫛田もブラックな櫛田も、こういう冗談を言うタイプではありませんでした。
顔良し、頭脳良し、コミュ力良し、意外と素の性格も悪くない、という感じで、なんか今後も活躍が増えていきそうな感じがします笑。
そしてそして、後半では綾小路+龍園+櫛田の会話シーンがあります。
龍園は櫛田の裏の顔を知っているので揺さぶりをかけますが、綾小路が「オレがおまえの望まない形で対処することになる」と言って止めに入ります。
今までパシリにされてた人とは完全に別人ですよこれは。
しかもどうやら櫛田まで綾小路に惚れてしまったようで、流石に「綾小路そこ変われ」状態が止まりません。もう堀北以外の女子キャラみんな綾小路のこと好きやん……
急に初出情報が出てくる神崎&坂柳
さて、今回のストーリーでは最後にいきなり新情報が出てきました。一之瀬クラスの神崎は高校入学前に坂柳や綾小路パパと会ったことがあるらしく、急激に重要人物感が増してきました。
綾小路が優秀だということにも納得した神崎。また1人、綾小路の凄さを知る人が増えてしまった……
さらに、ちょくちょく綾小路に対して警告的なことをしていた人は1年生の石上くんという人物だったそうです。もう誰か覚えてない……
どうやら石上は綾小路パパのことを心酔している様子ですが、綾小路を退学させようといった意思は内容です。やっぱりパパ小路は綾小路を退学にさせようとはしていないのか??
1mmも話と関係ないですが、石上くんは生徒会の会計にでもなっていそうな名前だなと思いました笑。
ラストを飾った一之瀬
そして、最後に登場したのがこの、一之瀬です!
修学旅行最終日、1人で旅館の外にいた一之瀬。一之瀬クラスの人に頼まれて探しに行った綾小路は、そこで言葉を交わします。全てが上手くいかない現実に対して涙を見せる一之瀬と、そんな一之瀬を抱き寄せる綾小路。
僕は一之瀬推しではありますが、全てが不穏でしかない……
しかもこのシーンがエピローグで、即あとがきですよ。まじでどうなってんだこれーーー!
よう実2年生編8巻、感想まとめ
さて、今回は特別試験もなく比較的平和な回でしたが、その中にも様々な不穏要素や新展開が入ってきました。
龍園との会話シーンでは学年末試験に関する話題もちょこちょこ出てきており、ほぼ確実に荒れそうな雰囲気が出ています。
そして試験といえば、私事ですが今年の夏には大学院入試があります。いやもう夏なんですけどね。内部生の優遇がないのでマジでやばいです、はい。
それではまた次回、確実に9月以降にはなりますが、お会いしましょう……。