『お隣の天使様9』ネタバレ感想【真昼の誕生日と、近付く未来】

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真昼生誕祭、2024!

みなさんこんにちは。まじで久しぶりすぎる新記事です。今回紹介していくのは『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件9』です!

8巻では周の誕生日の話が登場しましたが、今回は真昼の番となります。

家庭の事情から誕生日を祝われることがなく、自分の誕生日に対しての関心が一切なかった真昼。そんな真昼の誕生日を祝うため、奮闘する周と協力する友人たちが描かれます!

いつも通りのいちゃつきもあり、真昼の過去に関する暗い話もあり、今回も『お隣の天使様』らしさ全開の物語となっています!

今回は衝撃の展開はないものの、未読の方はネタバレ注意!

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あらすじとネタバレなしの感想

周の誕生日も過ぎ、高2の冬がやってくる。受験や将来を意識する時期になり、高校では三者面談が実施されることに。
張り切って母親が登場する周、父親がやって来てささくれる樹、そして親に三者面談のことを伝えない真昼、、、

そして、三者面談とは別に真昼の誕生日も近付いてくる。

これまでまともに祝われたことのない真昼を祝うため、周、猪突猛進!?

はい、というわけでお隣の天使様9巻です!

天使様シリーズのメインコンテンツは周と真昼のいちゃつき&生活感かと思いますが、今回も1ページ目から飛ばしてくれます。

目覚めた周の前には真昼、そこから始まるいちゃつきにはもはや驚きません。が、これが平日だったのには驚きました笑。

学校行く前にこのいちゃつきはえぐいって

添い寝→いちゃつき→登校のコンボ技には流石に驚きですね……。

学校に着いたら樹から「昨夜はお楽しみでしたね」というありがたい歓迎を受ける周ですが、的外れでもないってこれは。

まあそれはいいとして、三者面談に誕生日と、9巻では真昼の家庭環境に関わる話が多く登場します。
決して暗い雰囲気の話というわけではないですが、周と真昼の関係性の背後にあるシリアスさを思い出させてくれます。

クライマックスではついに例のあの人も登場するため、結構重要な回かもしれません!

それでは、もう少し詳しい内容に入っていきます!

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周と真昼、それぞれの三者面談

さて、最初に来るのは三者面談の話です。「うへえ……」となる周の気持ち、よく分かります笑。

高校時代には三者面談がなかったのでもはや6年以上前の記憶になりますが、「うへえ……」ってなりますよね。

そして、こういう話になると周と真昼の差を感じてしまいます。

親が張り切って(張り切り過ぎ?笑)やって来る周と、親に三者面談の連絡もしない(できない)真昼

真昼は2人の差について黒い感情を抱くこともあるようで、やはり真昼は普通の人間なのだということが強調されている印象です。

そして、それ以上に「おおっ」と思ったのはアニメイト特典小説との関連性です。特典小説でも若干この話が出て来たのに加え、自分に「大丈夫」と言い聞かせるシーンもありました。

これ、本編で

真昼「大丈夫ですって。あ、これは本当に大丈夫ですからね」
周「……大丈夫じゃない大丈夫があるって事だろ」

という会話と対応しているように感じました。さりげない本編との関連性が普通にすごかったですね……

他の特典小説の内容も気になります!

みんなで祝う、真昼の誕生日!

さて、今回のメインイベントは冒頭の通り真昼の誕生日となり、その準備に奔走する周の様子が描かれます。

何より、裏でコソコソする許可を本人に取っているところが周と真昼らしくて良かったです!

もはや同棲しているからこそプレゼントに悩む周

真昼にはそこまで物欲がなく、必要なものは躊躇なく買ってしまいます。
こういう現実的なところも真昼らしく、タイトルの『天使様』が上手いミスリードになっているなーと感じます。

さらに、ここでも周と真昼ならではの状況に。

樹と千歳はお揃いの何かを提案したものの、既に食器類まで一緒に買っている状況。これには樹&千歳と読者も、

しまった同棲カップルという事を忘れていた

と言わざるを得ません笑。ちなみにこの同棲話は後からまた出て来ます!

ついに登場、真昼の育ての親、小雪さん

そんなわけで迎えた真昼の誕生日。
周の料理スキルが上がりまくっていて言葉も出ないとか、真昼のキス待ち顔が可愛すぎるとか、みんながいいやつだとか感想はありますが、一番のポイントは小雪さんの初登場です。

これまでも散々名前が出ていましたが、現在の周&真昼と言葉を交わすのはこれが初めてです。

あ、言葉を交わしたと言ってもZoom越しです!

小雪さんは確かに真昼と似ていますが、それ以上に自分の母親に似ていると感じた周(笑)。2人が出会う日は来るのでしょうか??

そして、真昼の誕生日の最後は、みんなから誕生日を祝うLINEが来るシーンとなります。

自分の誕生日に対して何も感じなくなっていた真昼の様子があるからこそ、このシーンの意味が大きくなっています!

周と真昼、大学に進学したら……

あと今回のポイントはこれですよ、大学に進学したら同棲する話。

樹と千歳にからかわれている時は断固否定している周ですが、無意識のうちに同棲を提案してしまいます。

真昼もOKしたので、これは確定と言えるでしょう……。

ラノベで大学生編が描かれる作品は少ないので、ぜひ卒業後の話もやってほしいです!

そして、個人的にそれ以上に衝撃だったのは周たちが東京の多摩地区に住んでいたことです。

てっきり地方都市に住んでるのかと思っていました笑。

アニメによると府中辺りのようですね。まあ多くの人には「府中ってどこやねん」って感じかもしれませんが……。

ぜひ俺ガ○ルみたいにアピールしてもらって!

『お隣の天使様』9巻・感想まとめ

今回も天使様らしさの巻でした!

この記事を書いているのは大学3年の3月。そろそろ院試が見えて来てしまう時期なので、2人の圧倒的努力量(”意識高い系”ではなく本当に意識が高い)を見て自分を振り返ってしまいます……

『お隣の天使様』9巻・感想まとめ
  • 真昼の誕生日を祝う、という話で1巻分のボリュームなのがすごい
  • 小雪さんがついに登場
  • 少しずつ出て来る将来の話、つまり最終章も近いのか……?

特に、なんとなく完結が見えて来ている感覚は結構ありますね。

確か周がバイトしてるのって真昼に指輪を買うため?とかだったはずなので、それを渡して終わってしまいそうな気もします。

まあ杞憂かもしれませんので、10巻を待ちたいと思います!

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