『あした、裸足でこい。3』ネタバレ感想【凡人は天才を越えられるか】

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天才と凡人。努力と才能。俺たちは、天才と真っ向から戦う……。

著:岬 鷺宮, イラスト:Hiten
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みなさんこんにちは、高校が文化祭ガチ勢だった、ひじきです(文化祭編の時のテンプレ)。

と言うわけで今回は『あした、裸足でこい。』3巻、文化祭編です!

2巻ではヒロイン二斗にとの親友である五十嵐いがらしさんが中心となりましたが、今回は同じ天文部の先輩、六曜春樹ろくようはるきがメインキャラとなります。

”天才”である二斗と、”凡人”の六曜先輩。
2人は文化祭を舞台に対決することになり……二斗と六曜先輩の運命を変えるため、主人公めぐりが奮闘します!

そして何より、今回の見所は表紙で描かれているクライマックスシーンです。

ここは絶対に驚きますよ、まじで。

それでは『あした、裸足でこい。』通称”はだこい”3巻です!

後半は本当ネタバレ注意!

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あらすじとネタバレなしの感想

高校の卒業式当日に失踪した元カノ、二斗千華。
二斗を救うため過去と現在を行き来する主人公、巡は徐々に運命を変えて行く。

二斗と巡、二斗の親友の五十嵐さんと、先輩の六曜。4人で始めた天文部も順調に活動していた。

そして、過去の時間軸で半年が経過した9月。

迫る文化祭では、六曜先輩と二斗が対決することに。二斗を救うため、あえて六曜先輩に協力する巡だったが……。

かつて二斗と巡の間を切り裂いた文化祭をきっかけとして、少しずつ二斗が失踪した理由が見えてくる……?

ってなわけで、冒頭でも言った通り今回は文化祭編です!

文化祭では六曜先輩が実行委員長、二斗が副委員長となり、それぞれ「有志ステージ」と「メインステージ」を担当します。

六曜先輩の”起業する”という目標は親から反対されており、それを押し切るための条件が、「有志ステージ」の動員数が「メインステージ」を上回ることです。

そもそもメインと有志では会場の広さが全く違う上、メインステージには二斗が登場します。

二斗は新進気鋭のアーティスト「nito」として有名になっているので、この差を覆すのはまさに無理難題です。

実際、かつて二斗が経験した時間軸ではここでの一件を機に先輩は折れてしまい、二斗と巡たちの関係性も崩壊したようです。

再び運命を変えるため、今回は六曜先輩に協力する巡。会場探しに出演者探し、頑張ります!!

天才と凡人がテーマとも言える、はだこい3巻です!

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2週間は無料なので、とりあえず使用感を確かめることもできます!

天才と凡人。超えられない壁

早速薄暗いタイトルを書いてしまいましたが……。

六曜先輩の事情を知った巡は現在に戻ります。そして既に運命は書き換わっており、現在の六曜先輩は覇気のないヤニカスになっていました。

1巻の世界線でも「あいつとはライバル……いや、そんな風にすらなれなかったな」と発言していましたが、それがここに繋がるとは……。

1巻の時点できちんと伏線が貼られており、それを3巻で回収した点が良かったです!

ともあれ、このツイートの通りです。

天才と凡人というテーマを真っ向から扱う作品は意外と珍しい気がしました。

個人的にはたいていの才能は努力で覆せると思っていますが、、、とは言え「この人は越えられないな」って人は何人もいますよね。

(二斗の運命を変えるための)協力者たち

続いては運命を変えるための仲間たちです。

二斗の様々な事情を知っているわけではありませんが、巡の強力な味方となってくれます。

ついに明かしたタイムスリップ:芥川真琴

元の時間軸でも仲が良かった後輩、芥川真琴あくたがわまことです!

なんと巡はタイムスリップについて真琴に明かし、早速協力してくれました。

タイムスリップを信じさせた根拠が、「かつて真琴がやっていたVtuber活動」だったのは笑いましたけど笑。

1、2巻でもVtuberの配信を見ている話が出てきて「時代ぺこだな〜」と感じたけど、これも伏線ですか?

呪術廻戦の開幕?www:五十嵐萌寧

続いては2巻のメインキャラ、二斗の親友である五十嵐さんです。

2巻のゴタゴタを経て、巡自身とも親友と言って差し支えない関係性になっています。

最初は別に好きでも嫌いでもなかった五十嵐さんですが、今ではかなり好きなキャラです!

まあネトスト気質は直っていませんが……。

二斗の追っかけ的な他校の生徒について、

  • 人数
  • 男女比
  • SNSと自宅

まで特定しています。

シリーズのクライマックスでは、呪いを呪いで祓うような戦いが始まってしまうかも?

その他のみなさま。だけど……?

そして有志ステージに出演してくれるみなさまです。まあ巡の協力者というわけではありませんが。

TikTokerや芸人、バンドなど、よくこんな生徒がいたな、という具合です。

さて、こんなモブたちですが……。作者の岬鷺宮先生は、自身の他作品ネタを入れることが多い(世界観がリンクしている)ようです。

僕は残念ながら『はだこい』しか読んでいませんが、既に他作品で名前が登場or今後登場するかもしれません!

ちなみに巡たちが通うこの学校は杉並区にあり、地域1の進学校らしいです。二斗もそうだけど文武両道やな……。

ちょっとだけ場所が違いますが、これは都立の西高校ですね。学校自体はあくまで架空の学校ですが、行事が盛んで自由な校風とか似ているかも?

まあ僕は卒業生じゃないんですが笑

二斗の失踪の原因、まさかの俺?!

そして、今後に繋がる大きなポイントはこちら、二斗が失踪した原因は巡かもしれないという話です。

数多くの時間軸を経験している二斗によると、二斗によって一番人生を狂わせられるのが巡とのこと。

さらに二斗は「あなたの前からいなくなるべきなのかも」と言います。これが2年半後の二斗失踪に繋がってしまうのかも……?

3巻の最初から登場する「天才」と「凡人」という対立構造。

てっきり二斗と六曜先輩のことだと思っていたら、二斗と巡のことでもあったわけです。

この展開はまじで考えられていると思いますし、シンプルにすごいと思いました!

巡は六曜先輩のおかげで「二斗と関わり、かつ幸せなままでいる」ことがベストな解決方法だと気付きます。

天才の存在を前にして、逃げるわけでも対立するわけでもない選択肢です。

一方で文化祭を前に追い込まれていた六曜先輩も、巡と話したことで復活。3巻は最終局面へ向かいます。

で、ここからはまじで自分の目で見届けて欲しいと思います。実際に読まないとあまり感動できない演出で、めちゃくちゃアツかったです。

この先、本当にネタバレ注意です。

自分の目で見届けて欲しい、演出が半端ないクライマックス!

そして文化祭当日。

メインステージのラストには二斗のライブパフォーマンスが控える中、なんとライブ直前の時点で有志ステージが上回っています。

この調子で行けば六曜先輩の勝利となる中、アーティストnitoにもスイッチが入り、、、

表紙で描かれたクライマックスシーン、二斗のライブが始まりま……えええ?!!!

表紙とほぼ同じ挿絵でありながら、なんと二斗の髪型はショート。「コッテリしたオタの人気を滅茶苦茶稼ぐ」感じの髪型です!

1巻と2巻では表紙がそのまま挿絵で使われており、「珍しいな〜」と印象に残りました。

今回はその特徴が逆に利用されており、表紙ではロングヘアーだったのが実際はショート

この演出はまじで凄かったです。1巻や2巻の構成、そして表紙そのものが演出の一部になっています。

表紙を見て何かを疑う人はいないでしょ……読んだ全員が驚愕したはずです。

ストーリー展開としては「少しずつ吹っ切れて変わって行くヒロインが髪を切る」というありきたりなものですが、演出がうま過ぎてもう……すごいです(語彙力)。

閑話:二斗と巡の夏休み編、求ム。

はい、突然ですが、巡たちの夏休み編を希望します。

さらっと「何回かキスしている」とかいう話が出て来ましたし。今回の文化祭デート編も、短いながら良かったですし。

2巻が7月下旬くらいで、3巻ではもう新学期ですよ。
確かに二斗のアーティスト活動は忙しかったでしょうけれど、何かあるでしょうよ!

巡と二斗に限らず、他のメンバーについても緩い話があってもいいですし。

と言うわけで、 短編集とか待ってまーす^ ^

『あした、裸足でこい。』3巻・感想

と言うわけで”はだこい”3巻、ラストの展開が凄すぎでした!

さて、六曜先輩と二斗の勝負の行方ですが、結局二斗には勝てませんでした……。

しかし文化祭の様子を見た親は起業を認め、自分の至らないところを実感した六曜先輩はまずは親の会社に入ろうと決めます。

ともあれ、無事に解決して良かった……。

2巻では「劇的じゃない日常が幸せ」だという結末になり、3巻では「結局凡人は天才には勝てなかった」という結末でした。

もちろん展開としてはハッピーエンドですが……。

この作品で描かれる”理想と現実のバランス”が結構面白いです。全てが理想通りに行くわけではないけれど、十二分にハッピーエンドを掴むことはできる、的な。

さて、書き換わった現在で巡は「小惑星を見つける」という目標を見つけました。

それによって、二斗と共にいても潰されなかった巡が完成し、おそらく失踪もしなくなる、という流れです。

そろそろ物語は佳境を迎えるようで(早い)、かなり寂しいですが楽しみです!

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2週間は無料なので、とりあえず使用感を確かめることもできます!

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