緋呂斗をチーターと断定する、正義の味方が参上!?
みなさんこんにちは。この記事を書いている時に夏休みが終わりそう(公開時点ではとっくに始まってる)、どうもひじきです。
と言うわけで今回は『ライアー・ライアー6 嘘つき転校生は正義の味方に疑われています。』タイミングとしては高2の夏となります!
5巻はラブコメ編でしたが、6巻では再び学校対抗の頭脳戦が繰り広げられます。
今までに登場したキャラが活躍する他、クセ強めな新キャラも出て来ます!
と、これだけなら単なる学園頭脳バトルですが……。
緋呂斗が不正をしていると断定する正義の組織『ヘキサグラム』が現れたことで、ゲームは非常にカオスなことに、、、
誰が敵で誰が味方か、熱い夏が始まります!
後半はネタバレ注意です!
あらすじとネタバレなしの感想
夏休みが始まる緋呂斗たちを待っていたのは、学園島の高校生25万人が参戦するゲーム『SFIA』だった。
ステージが進むほど人が減るサバイバル戦、緋呂斗はいつも通りイカサマのコンボで勝ち上がるかと思いきや……
「断言しますよ。……僕たちに君のイカサマは通用しない。君の嘘は、不正は、この《決闘》で全て明るみに晒される」
学園島公認の正義の組織、『ヘキサグラム』の登場により、最大のピンチに立たされる!
今回の中心は学校対抗戦SFIAと、そこで目立つ新キャラたちです。
まずゲームの面では、ポケモンと人狼を足した感じのゲームがかなり面白かったです。
状況的にイカサマを使うことも難しく、緋呂斗の本来の実力が発揮されます!
さらには仲間と力を合わせて戦う、学園ものの王道のような展開を楽しめるはずです!
それではここからは、より詳しい内容となります!
正義の味方『ヘキサグラム』と水上摩理
さて、全5ステージに分かれるSFIAですが、イカサマ支援組織カンパニーの助けもあって順調に勝ち残る緋呂斗。
しかし2ステージ目を突破した緋呂斗の前に、同じ高校の1年生である水上摩理が現れます。
そして、彼女は緋呂斗に対して「不正してますよね?」と問いかけます。
はい、そのとおりです。
とは言えないので否定しますが、水上は聞く耳を持ちません。
嘘が嫌いで悪を許せない水上。彼女は正義の味方を名乗る『ヘキサグラム』のメンバーでした。
ヘキサグラムのリーダーである他校の3年生、佐伯薫は島中に「篠原緋呂斗は不正をしている」という配信を行います。
どうやらヘキサグラムは本当に不正を解決した実績があるようで、、、
何やら新キャラが続々登場していて頭がこんがらがって来ますけれど…。
仲間に恵まれたダークヒーローの第3ステージ!
緋呂斗へのイカサマ疑惑により揺れる英明学園ですが、3ステージ目のゲームは学校ごとの協力が大事になります。
そして、ここで登場したのが生徒会長の榎本!
彼の呼びかけにより、英明学園は一致団結します。
他にも3、4巻で共に戦った乃愛&浅宮もはっきりと味方してくれます。
妙な組織に目を付けられていても、強力な仲間がいるという状況は心強いです。実力主義の学園島という非現実的な設定にも関わらず、青春を感じます!
ま、実際イカサマしてるんだけどね……。
榎本会長と浅宮のいちゃつきが前より多くなっているところも素晴らしいです、、、
第3ステージで榎本が敗退?!
学校全体をまとめる役目を担っていた榎本ですが、何者かの不正アクセスによる妨害に対応するため、自分を犠牲にすることに決めます。
さらに、不正アクセスがヘキサグラムだと断定する榎本。どうやら昨年も”不当な正義”によって英明のエースが失墜する事件があったようです。
怪しい組織のような描かれ方はしていましたが、、、かなりの悪っぽいですね。
正義の味方に狙われるダークヒーローではなく、悪の組織と戦うヒーローの物語が始まります、熱い!
ひろとだけに、、、
「人狼+ポ○モン」的なAR世界での頭脳戦!
さて、全5ステージのうち3ステージ目までが終わりました。英明学園で残っているのは、
の4人だけです。
注目は1年生の水上摩理。先ほども登場した、ヘキサグラムの1年生です。
黒髪ロングの美少女で、まじで嘘がつけない性格っぽいです。ヘキサグラムが悪の組織というのは確定っぽいのですが……。
まあ悪の組織の中でも本当に悪いのは幹部以上ってことは(現実の企業でも)よくある話ですしね。
さて、肝心のゲームの方は「人狼+ポケモン」的な感じ。(これは実際に作品中の解説シーンでも言われています)
的なルールです。詳しくはぜひ小説を読んでください!
個性的な、緋呂斗のチームメイトたち
さて、緋呂斗以外のチームメンバーは以下のような構成になります。
最初は「イカれた面子が紹介されたぜ!」と思いましたが、なんやかんやで4人とも好きになりました。
藤代くんは見た目や話し方は不良ですが根はいいやつで、何より頭が切れます。更紗の学園で、おそらく更紗の次くらい。
日和ってるやついる?!
(ウザキャラは日和ってました)
とは言え今回で重要なのは、表紙を飾っている皆実雫でしょう。5巻で本格的に登場した、相当の実力者です。
「わたしは、もうわざと負けたりしないから」
諸々の事情は5巻を読んでもらうとして、実力隠し系ダウナー変わり者美少女の皆実はかなり強いです。
緋呂斗以外には無敗の《女帝》更紗ともいい勝負をしますし、味方なら心強いです!味方ならね。
アニメ化希望のポ○モンバトル!
今回はゲームそのものも非常に面白く、AR世界を舞台にポ○モンのようなバトルが繰り広げられます。これアニメとの相性良さそうですよ!
また、やはり皆実が目立ちます。
他のチームとのバトルでは、相手の滅びのバーストストリーム(イメージ)を聖なるバリアミラーフォース(イメージ)で跳ね返す活躍を見せます!
ポケモンじゃないんかい、って感じですが。
きちんとポケモンで例えると、はかいこうせんとミラーコートに近いでしょうか、、、
正義の味方『ヘキサグラム』の本性
さて、6巻の中盤であっさりとヘキサグラムの本性が明かされます。それは緋呂斗の後輩である水上摩理とのゲーム直後でした。
後輩の水上摩理が勝負を仕掛けてきた!
この戦いを一言で言えば、「フワンテで”ちいさくなる”を積んで勝った」です。ちなみにイカサマは全く使っていません!
この勝負に気を取られていた緋呂斗チームは、重要なモンスターを掠め取られてしまいます。最初から水上は囮だったのです、、、
そして組織のリーダーである佐伯薫は水上に対し、
「もういいです。君にこれ以上の利用価値はありません」
と言い放ちます!!
さえきかおる、「さ」と「き」と「か」を抜き出して順番を変えればあら不思議、ロケット団ボスのサカキです!(無理やり)
ちなみに緋呂斗のチームメイトである新田ちゃんは、ヘキサグラムに脅迫され緋呂斗を潰すためにのみ送り込まれた存在でした。ロケット団のしたっぱやん……。
この後、ファイナルステージ進出をかけた、ロケット団ヘキサグラム幹部との対決です!
その前に、、、このギャグキャラ誰?
今回はもう1人、妙な1年生がいます。彼女の名は夢野美咲。
「わたし、参上っ!!」
と言いながら登場し、緋呂斗に勝負を仕掛けてきました。結局ヘキサグラムとの戦いがあったため戦うことはありませんでしたが……
先ほども言った通り今回のゲームは人狼要素もあるのですが、夢野ちゃんは人狼、村人関係なく他の4人を倒すことでソロプレイヤーとなっています。
この天然サイコパスギャグ少女(自称主人公)が緋呂斗とどう絡んで行くのか、期待大です!
悪の組織『ヘキサグラム』との決戦
6巻のクライマックスはヘキサグラム幹部とのポケモンバトルです!
ちなみに幹部は佐伯に心酔しているようで、ヘキサグラムは悪の組織というより、”カリスマを崇める宗教団体”的な感じかもしれませんね。
さて、色違いメガレックウザを使ってくる幹部に対して、相変わらず”ちいさくなる”フワンテで対抗する緋呂斗。
最終的には仲間を集めることでマックスレイドバトルに持ち込み、さらには水上摩理が改心して仲間に加わります!
急にメインヒロインっぽい挿絵もありましたし、完全に仲間になったことでしょう!
『ライアー・ライアー6』感想まとめ
今回はこんな感じでしょうか。どんどんキャラが増えて来ているので、今後中心になるのが誰か気になりますね〜。
おそらく次回は天然サイコの夢野が活躍する気がします……。
また、1日のゲームが終わった後に英明学園のメンバーで作戦会議をする場面がありました。これがまたいい!
新キャラも多い中で、めちゃくちゃ安心感ありました。
それでは次回、夏の学校対抗戦SFIAのラストステージとなります!